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季節の手仕事 - おせちづくり

お正月が目の前に迫った12月30日。
葉山にあるTSUMUGIのコミュニティハウスでは、おせち作りを行いました。

普段の季節の手仕事ではメンバー全員分の保存食を仕込むのですが、今回は特別版。
オフラインまたはオンラインで、自分たちが食べるおせち作りに挑戦しました。

作ったはなんと6品。その中からお正月ならではの3品をピックアップしてご紹介します!

すり身から作る伊達巻き

材料(4人分 / 1本)
(25cmのバット/天板 1台分)
・卵 250g  ※卵5個分
・白身魚 100g
・山芋 50g ※皮を剥いた状態で
・a 米油 / 菜種油 大さじ1
・a みりん 大さじ2
・a 醤油 小さじ1
・a 甜菜糖 大さじ2
・a 塩 ひとつまみ

  1. 白身魚の皮と骨を取り除きます。
    ※お魚はできるだけ新鮮な物を使うと臭みがありません。

  2. フードプロセッサーで白身魚を加えて、ペースト状にします。さらに取り出してすり鉢で滑らかな状態にします。

  3. 2の白身魚と卵白、山芋をフードプロセッサーに加えて、よく混ぜます。

  4. 3に卵⻩とaの調味料を加えてさらに混ぜます。

  5. 型にクッキングシートを敷き、180度に余熱したオーブンで15〜40分焼きます。

  6. 巻き簀にラップを敷いて、そこに焼きあがった5をのせ、熱いうちに巻き上げます。

  7. 冷めるまで固定させ、冷えたら完成です。

鮭の昆布巻き

【材料】(4人分)
・昆布 40g
・大葉 4枚
・かんぴょう 10g ※乾燥した状態で
・甘塩鮭 2切
・a 梅干し 1個
・a 生姜 スライス3枚
・a みりん 大さじ3
・黒糖 大さじ2
・醤油 大さじ2

【下準備】
昆布・かんぴょうは水でもどしておきます。
鮭の皮と骨を抜きます。

  1. 昆布を20〜30cmの⻑さにカットします。

  2. 昆布の上に紫蘇を乗せ、その上に鮭の切り身を乗せて、きつめに昆布を巻きつけます。鮭が火が入ると縮む為、きつくします。

  3. 戻したかんぴょうで結びます。

  4. お鍋に、結び目を上にして昆布巻きを並べます。昆布の戻し汁をかぶるくらいまで加え、梅干し、生姜、みりんを加えて弱火にかけます。

  5. 沸騰し、アクが出てきたら取り除きます。醤油、黒糖を加えて弱火で40分ほど煮込みます。

  6. 昆布が柔らかくなったら、火を止め冷めるまで置いておきます。

  7. 冷えたらカットして、完成。1晩寝かせると味がしっかりします。

栗きんとん

【材料】 (4人分)
・さつまいも 300g
・くちなしの実 (※あれば) 1個
・栗の甘露煮/渋皮煮 or 甘栗 8〜10個
・きび糖 50〜100g
※お芋の甘さと水分量によって調整
・みりん / メープルシロップ 大さじ1〜
・黒炒りごま お好みで

【下準備】
くちなしの実はそのままの状態では色が出にくいので、包丁の腹で潰すなどして割っておきます。
お鍋の中でバラバラにならないよう、お茶パックなどに入れておきます。

  1. さつまいもの皮を剥き、乱切りにします。

  2. お鍋にさつまいも・くちなしを加えて、さつまいもが隠れる程度の水を加えます。煮崩れしないよう弱火でコトコト煮ます。

  3. さつまいもが柔らかくなったら、取り出し、裏ごしをします。

  4. 3をお鍋に加え、砂糖も加えて火にかけます。砂糖が溶けてふつふつしてきたら、みりん、塩をひとつまみ加えます。照りが出て、水分が少し飛んだら火を止めます。

  5. 4の粗熱が取れたら、ラップに30g程度のせ、栗を真ん中に乗せて包むように丸め、巾着にします。

  6. 底の部分に黒ごまをまぶし、栗の形に見立てて完成です。

メンバーの感想

おせち作りに参加したメンバーからは、お正月の挨拶とともに嬉しい感想が届きました♪

おせちおいしかったよー👏旦那さんも友だちも大絶賛で嬉しかった😊
去年はTSUMUGIで季節の手仕事をたくさんできて、私のやりたい「季節を感じる暮らし」ができてとてもよかった!1人じゃできないことばかりだからみんなでできて嬉しい!

今の時代、わざわざ自分で作らなくても、お金を出せば美味しくて美しいおせちが簡単に手に入ります。
また、3が日でも開いているお店が多いので、年末に時間をかけておせちを作り置きする意味も薄れてきているのかもしれません。

それでもおせちを手作りするって、特別なことなのかもしれないと思うのです。

昔から受け継がれてきた、季節とともに暮らす知恵を自分達も受け継いでいくこと。
手間をかけて作った料理を味わうこと。
その過程で、TSUMUGIのメンバーはもちろん、家族や友達と幸せな時間を共有できること。

季節の手仕事を通して、ただ料理をすること以上の経験ができたのだなと、新年から幸せをおすそ分けしてもらった気持ちになりました!


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