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アーマ(毒素)を溜めないために今日からできること

アーユルヴェーダでは「アーマがすべての病気の原因」と言われています。
アーマとは食べ過ぎ、消化に重い食事、消化力の低下など様々な要因で食べ物が上手く消化されなかった時にできる未消化物のことで、これが体の中で腐敗し毒素となって病気を引き起こします。

このアーマは体だけでなく心にも作用し、アーマが体にたまっていると
やる気が起きない、イライラする、鬱っぽくなるなどの症状が出ます。

毎日を健康にハッピーに生活するためにはアーマを体に溜めないことが大切。
今回はアーマを溜めない為に今日からできることをご紹介していきたいと思います。

舌磨き

アーユルヴェーダの舌磨きは知っているという方も多いかもしれません。

体の中のアーマは私たちが寝ている間に舌や皮膚の表面から表に出てくると言われていて、毎朝舌を磨いてこのアーマを掃除する習慣をつけてみましょう。

朝起きたら鏡で舌を観察してみてください。
舌の上に白い舌苔があればこれがアーマです。
歯磨きの後にタングスクレーパーを使って舌の右端、左端、真ん中と3回磨いたら十分です。
舌の上にある味蕾(味覚センサー)を傷付けてしまうので磨き過ぎには注意が必要です。

舌磨きは単に出てきたアーマを取り除くという役割があるだけでなく、舌を綺麗にすることで味覚が敏感になります。
味覚が敏感になると食べ物がより美味しく感じられるようになり自然と唾液の量が増えます。
唾液には消化酵素が含まれる為、唾液の量が増えることは消化を促しアーマを溜めないことにつながります。
アーユルヴェーダの舌磨きは銅やステンレスで出来たU字の両手で持つタイプのものが一般的ですが代用としてスプーンの側面を使うこともできます。
とても取り入れやすいアーユルヴェーダの習慣なのでぜひトライしてみてください。

よく噛んで食べる

よく噛んで物理的に食べ物を細かくすることは消化を助ける行為でアーマを作りにくくします。
噛む回数を増やすと同時に、噛んでいる間に目を閉じてみることもおすすめです。
目を閉じて視覚を休ませることで感覚が味覚に集中しより繊細に食べ物の味が分かるようになります。
そうなることで唾液の分泌が促されると同時に食べていることへの満足感も感じやすくなり食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
目を閉じながら食べ物に感謝し幸せな気持ちで食べることでより消化は促されます。

携帯やテレビを見ながら食事をしない

アーユルヴェーダでは何かを見ながら食事をすることは消化に良くないとしています。
特にテレビなどで悲しみや怒りを感じるようなニュースを見ることは体を緊張させ消化の邪魔をしてしまいます。
交感神経が優位に働き体が緊張状態になると唾液の中の消化酵素の量が減り消化管の働きも鈍くなってしまいます。
副交感神経が優位になるようにリラックスしながら幸せな気持ちで食事を取ることがアーマを作らない為にとても大切なことです。

またアーユルヴェーダの考えではランチミーティングなど食事をしながら仕事の話をしたり深刻な話をしたりすることも避けたいことの1つです。

食事の後はゆっくりとする

食べ終わるとすぐに仕事に戻る、後片付けをするといった方も多いと思います。
忙しいとすぐに動き出したくなりますよね。
でも食後すぐに動き出してしまうことも消化の妨げになってしまいます。
ぜひ余裕があれば食後5分ぐらいは座ったままゆっくりとした時間を過ごしてみてください。
その少しの時間がその後の消化の流れをスムーズなものにしてくれます。

まとめ

アーマを作らない為の数あるアーユルヴェーダの教えの中から今回は日常に簡単に取り入れやすいもの、ちょっとした意識で変えられそうなもの4つをご紹介しました。
アーユルヴェーダの教えは複雑なものでもたくさんのお金が必要なものでもありません。
日常の1つ1つの行動や習慣を少し変えてみた先に健康や安定があると教えてくれます。
これは取り入れやすいと感じたものから少しずつ習慣にしていただけたらとても嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます♪

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