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仙台で、牛タン焼きが郷土料理ではない事実を知る

芹沢銈介の展示を見に仙台へ行くことを決め、なぜか宿が高くて「なんか興行があるのかなー」と友人に聞くとすぐ調べてくれて
「あっ、某アイドルのコンサートがありますね」と教えてくれた 
宿に影響が出ると困ってしまってネット検索の最安のご提案、石巻に宿をとることにした(パックで)
仙台までは東京から1時間強で到着する事は知っていて、意外と近いと認識はしているので、勤務後目的地に移動することは苦ではなかった
しかし…
石巻って、こんなに遠いのか?
と仙台を知ったかしていたために、新幹線から在来線に乗り換えたとき、新幹線に乗ってる時間とそれほど変わらない乗車時間をかけて石巻へ行った
仙台に宿がないから石巻に泊まったはそのレベルを超えていた

次の日
「せっかく石巻まで来たのに、何もせず目的地に向かっていいのか」問題が浮上する(一人旅です)
石巻は石ノ森章太郎さんのゆかりのある場所で、博物館がある
駅前にはたくさんのオブジェもあり、なんだか楽しい雰囲気
計画していた目的地は「多賀城」
多賀城を検索してみると、私の崇拝する松尾芭蕉が奥の細道の旅で訪れた場所らしい
検索して知るなんて、私の崇拝は崇拝と呼んではいけない
楽しそうな奥の細道コースなんかも案内されていて
「なんて運命なんだ、これは多賀城へ向かおう」と思いながらも、8時台には宿を出発できずゆっくり出発した
この日は急いではいないが、夜までには仙台に着いていとことご飯を食べる目的もあったので、最低の出発時間は決まっている
そういう時に限って、電車が止まったりし、予定通りにはいかない
急がない旅のくせに、自分の余裕のなさが悲しい
目的地は歴史博物館
国府多賀城という駅にある
東京でスタートした「和食展」を、もう1回見るために

東京で見た時は最終日ともあってとてもとても混雑していて、これは家で和食展と思い、珍しく公式パンフレットを買った
たまたまそれを見返した時、そこには私がちょうど仙台へ行くタイミングで展示していることを知り、「これは行くしかないじゃん」と思い決めた
2度めの展示は比較的空いている中見られて、自分が見たかったものもゆっくり見られた
その土地の人も見に来ていたので、方言なんかも聞けて土地感は味わえた気がする

みんなの好きな料理
絵馬より罪悪感がなく、見るのが楽しい
さて、私が書いたのはどれでしょう?

さて、多賀城奥の細道コースへ行こうと調べてみるとあれ、多賀城だけどここから割と遠くないか?バスも走っておらず、最寄り駅だと思っていたのに「多賀城」という駅が別にあるらしい天気もよく、荷物も重く、迷いが生じるホールでうだうだしていると「和食展記念講演会 13:30〜」だけ見えて、誰が何の講演するかも書いてなくて、当日受付ありって書いてあるので、とりあえず覗いてみる講演者は「美味しんぼ」に出たことのある佐藤敏悦さん独学で宮城の食を調べているとのことだった仙台藩主があったのに、なぜ昔からの食文化が引き継がれていないのか冷やし中華、ずんだ餅、牛タン、など日本の中で有名なまものばかりなのに、歴史は浅いそれには大飢饉が関わっているとか…

そっかー
私が日本中回って食べていた郷土料理って、郷土じゃないものもあるのか
都道府県にある食べ物を食べて満足していたけど、そこにも歴史はある
その土地で、魚がとれたり
だけど、水質の問題で魚がとれなくなったり
話を聞いて大きく見方が変わる
たっぷり話を聞き、いとこの待つ仙台へ向かった
いとこが予約してくれた店のコースに出てきた店員さんおすすめの仙台メニューは、牛タンと紅しょうがの笹かまでしたー

#旅行
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#宮城県
#仙台
#和食展


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