転職先でうまくいかない人の特徴

3月31日で今年度が閉まる会社も多いと思います。
私が働く会社も同様で、明日から新年度です。
先週は最後の1週間だったので、今期の打ち上げの懇親会もありました。
弊社には転職して3ヵ月経つもうまくいっていない人がいるのですが、その人がうまくいっていない理由が垣間見えたので、転職先でうまくいかない人の特徴とこれから転職する人用に気を付けた方が良いことをまとめます。

私が認識する転職してきてうまくいっていない人は2人いるのですが、共通点は会社の業務に対してやらない理由ばかり述べているということです。
この人たちの主張は正論です。
決して的外れなことを言っているとは思いません。
しかし、この人たちの特徴は代替案がありません。

実際に会社から命じられてそれはどうなのか?と思う業務は誰でもあると思うし、私もあります。
ただ、命じる側はなぜそれが重要か認識しているけどこちらが理解できていないだけという場合も十分あり得ます。(まぁ、なぜ必要かを説明するのもマネジメント側の責任かとは思いますが。)

新しい職場でやらない理由ばかり述べてしまうケースとして、周りのメンバーが皆年下の場合やマネージャーが同学年のケース、ある程度自分のスキルに自信があるケースなどがありますのでこれからそういった職場に行く人は注意が必要です。

一方で転職してすぐに会社の中枢に食い込み人もいます。
そういった人の特徴も現在の会社の業務の課題を上げて無駄なものは廃止する提案をしています。
一見同じように思えるのですが、うまくやっているひとの特徴は無駄なものを廃止して、さらに代替案を出しているという点が大きく異なります。
そして代替案を出したら自ら実行しています。
この点が大きく異なります。

そのため、転職先の組織で無駄だと思うものがあれば、ただそれをやめようだけでなく、その代替案を必ず出すことをやった方が良いです。
逆にそこまでの自信、スキルがないのであればまずはやってみた方が良いです。
自分は無駄だと思ってもやってみたら、他の分野で活かせるような経験もあります。
さらに言えば、やらない理由を並べるのは学ぶのをやめるのと同義だと思います。

私の現職から転職していった優秀な営業マンがいたのですが、どうも転職先でうまくいっていないという話を聞きました。
詳細を聞いてみると、経営陣が一流コンサル会社出身のようです。
そのため、まずは数値で綿密にシミュレーションを行うようで、いわゆる気持ちで売上をあげてきた人からすると抵抗があるようです。

ただ、思うのは自分が感覚でこれまで業務を行ってきて、そのキャリアのさなかに数字ですべてをはじき出そうとする人と出会えたので、そちらのスキルも学べるという考え方もできます。
それにより今後の自分のキャリアの幅が広がると思います。

さて、転職先で早々にうまくいく人は会社の中で変えるべき部分を提示し、さらに代替案をだすと述べました。
当然、それを行えるだけの能力が必要になります。
スキルがしっかり身についており、実体験がある必要があります。
わかりやすい例をあげれば、USJを再建した森岡毅さんです。
彼はP&Gで実績を挙げ、身についたスキルを活かしてUSJを再建しました。
彼であっても、他の部署とは喧々諤々の議論となったようです。
なのでそこら辺の雑魚がいきなり転職して説得力を持つ変革なんて無理と考えても良いと思います。
逆に転職の面接時に組織を変えることを求められているかも把握しておくことが大事だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?