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コロナとインフルエンザ。元2ch管理人ひろゆきが語る、メディアに蔓延る害悪とは?

【史上最強の炎上請負人ひろゆき】

 AbemaTVやTBSの朝の情報番組『グッとラック!』のコメンテーターとして有名なひろゆき(西村博之)。
 2chの創設者であり、ドワンゴ元取締役の彼の意見は非常に鋭く、最短距離で相手を論破する。
 知識量も豊富で、異常に頭の回転が早いため、共演者もついていくのがやっとである事も多い。
 ひろゆきは、視聴者の期待に応えて、様々な論客を炎上させてきた。

 ニコニコ大百科から引用の画像





【新型コロナ報道におけるメディアの功罪】





 今回の相手は、ライター泉美木蘭である。

 彼女はゴーセン道場の出身でもあり小林よしのりの弟子にもあたる。(小林よしのり関連の人は画像使うと面倒なのであえて貼りません笑)

 こんな記事書いてる人みたいです。


ネットに出回るウソにだまされる人の心理
出典不明の写真やデータを鵜呑みに

https://toyokeizai.net/articles/-/222679


「陰謀論を信じ込む人」の理解しがたい思考回路
自分の見える世界を見たい世界に塗り替える

https://toyokeizai.net/articles/-/305708



 ひろゆきの厳しい追求によりうまく説明できていなかったが、泉美氏の主張を改めてまとめると、

『コロナウイルスは、インフルエンザウイルス以下の脅威でしかない。マスコミが過度に恐怖を煽ることによって、必要以上に国民を怯えさせてしまった。その結果、過度な自粛により、経済が疲弊してしまった。このマイナスの影響は、国民の生命及び文化的を破壊してしまった。マスコミの報道姿勢は改めるべきところがある』


 というものです。

 コロナが流行りはじめた2020年2月頃から主張されている手垢の付いた主張である。特に目新しさはない。


 この番組の放送後、案の定盛り上がったわけです笑


 Youtubeのコメント欄を見ればわかりますが、多くのAbemaTVの視聴者が、ひろゆきを支持しました。
 ちなみに、番組内では、愛知医科大学病院の後藤礼司医師は、医療従事者への過酷な労働現場が伝わっていないと不満の色をにじませています。


 他方で、泉美氏の支持者は、ひろゆきの議論の手法が泉美氏の主張を封殺するものと、非難した。
 ドワンゴの運営しているニコニコ動画の小林よしのりチャンネルのコメント欄では、ひろゆきへの批判が数多くあります。

【ひろゆきが怒った!?】


 さて、今回の騒動において僕が一番気になったのは、ひろゆきがほとんどヘラヘラしていなかったことです。

 

この顔。ちなみにこれ父親譲りらしいです(本人談)。


 もう少し踏み込んで言うと、ひろゆきは番組中終始怒っている、と印象を受けました。
 
 これにはかなり驚きました。

 ひろゆきの言葉を借りると「ひろゆきが怒りを覚えていると認識した自分に驚いたんだ」状態です笑




 なお、その後にYouTubeにおける生配信でAbemaTVの番組についてこのように語りました。


1時間11分1秒〜



 ひろゆきの意見をまとめると、以下になります。

 コロナウイルスがインフルエンザと同等の致死率というのはデマを流す行為であり、害悪である。
 ウソの情報を流すのは、個人でブログやるのはいいが、メディアそのような発言はすべきではない。

 泉美氏の「自分の周りにコロナで死んだ人がおらず、コロナの危険性が生活実感にそぐわない」という発言も取り上げ、メディアでそのようなソースの弱い話はするべきでないと批判した。
 また、同じ番組にコロナ治療の最前線で働いている後藤医師が出演しているにもかかわらず、上述の発言をした泉美氏の無神経さについても指摘していた。





【ひろゆきはなぜ感情的になったのか?】



 ここからは完全に僕の推測になるのですが、彼は主観の相違は認めますが、事実の誤認は許せないのだと思います。



 コロナウイルスは人の生命に関わることであり、ものすごく気をつけて情報を流さないといけないわけです。
 ましてやひろゆきの住んでいるフランスでは、人が死にまくっているのを間近で理解しており、コロナの危険性は重々承知しているわけです。
 

 ひろゆきが泉美氏に厳しく追求したのはひろゆきの倫理観の現れなのかなあ、と思います。
 ひろゆきの倫理観て笑。違和感の感じる笑
 



 では、ひろゆきは、コロナ対応について意見の異なる他の論客にはどのように対応してきたのか。ちょっと見てみたいと思います。
 


 Gotoキャンペーン賛成派の橋本元知事との議論において、ひろゆきは反対の立場は崩していないが、落ち着いたやり取りをしていた。
 橋本元知事は、「全体のバランスを考えるのが政治の責任」と述べ、反対意見を退けたが、これに対し、ひろゆきは口を挟むことはしなかった。
 これは橋本元知事とひろゆきは、コロナの危険であるという事実を共有しているからだろう。
 政治的判断という認識の違いの問題であるため特に踏み込まなかったのだと思う。


 もう一人紹介します。

 これも炎上しまくった有名な動画ですね笑

 ただ、実はこれもひろゆきは別に怒っていません。相手こそ凄まじい剣幕で怒ってはいるが、ひろゆき自身はずっとヘラヘラしています。
 コロナウイルスの危険性については一応共有していますから。

 





【今回の騒動について思うこと】


 泉美氏のマスメディアの報道が偏り過ぎているという 批判は、認識の問題のため、批判としては簡単に成立します(逆にこれはメディアがどのようにでも報道する自由があるという意味でもあるのだけれど)。
 しかし、コロナがインフルエンザより危険か否かという論争は、かなり慎重にならなくてはいけません。事実の問題に帰結するため、必ずデータの検証が必要になってきます。

 ただ、検証されていない領域に無理矢理持ち込んで、狭い世界で勝利宣言するという姑息な手法は認められるべきじゃないと思います。

 大前提として人類はコロナについてまだよく分かっていません。
 アメリカでは死者数は35万人超えている一方で日本は3000人程度です。
 日本がコロナの罹患者が少ない原因である、いわゆる京大の山中伸弥教授のファクターXは特定されていないわけです。

 分からないものに対しては、好き放題言えるのです。
 ただ一つ言えるのは、感染者と死者が増え続けているという事実なわけです。
 
 また、他の病気でもたくさん死んでいるのだろうから、数としては全然死んでないコロナは怖くない、というのは暴論です。

 そうやって判断して失敗した国は他にたくさんあるわけです。
 日本だけは大丈夫なんていうのはふざけた議論です。


 コロナが危険ではない、というメッセージは誤りです。

 なぜなら分からないからです。

 あと、もう一つ加えると、金稼ぐために陰謀論を批判しつつも、金稼ぐために陰謀論をバラまくダブルスタンダードなライターのことなんかよく信用できるな、と思うわけです。
 基本的にほとんどの官僚、医者及び学者は、ライター、作家及び評論家よりも専門的なトレーニングを積んでてかつ利害関係者に頼らなくても金を稼げる手段を持っている人たちなんですよ。
 まず、そこを理解していないくせに声だけやたらデカイやつも害悪だなあと思うこの頃。

 


 下記に医者の意見として参考動画貼っておきます。





 ただ自粛ばかりをしていては経済が回らないので適度に再開するしかないのです。
 今の政府のやり方は程度の問題はどうあれ、概ね方向性としてはあっているんじゃないかなあと思います。




 あと、僕とひろゆきの立場とは少し異なるのかなあ、と思います。
 ひろゆきはガセネタ流す害悪はメディアで発言権認めるべきじゃない、というスタンスなんで。
 僕は少なくとも発言は認めてあげようよ、という立場なので。


【追記】

 面白かったので、追加記事を入れときます。

 ひろゆき「コロナは怖くないは大嘘」断言するワケ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

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