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「親って、子どものためなら何でもできる」 映画「ディア・ファミリー」と息子のスリーベースヒット

世界中の子どもたちをワクワクさせる!
メンタルプロコーチの津村柾広(つむちゃん)です👍

最近とても感動的な映画を観ました。
それは、大泉洋さん主演の「ディア・ファミリー」という映画です。
ネタバレしない程度に映画の内容を端的に言うと、
不治の病に罹った娘の命を救うために、奮闘する父親と家族の物語です。

私が何に感動したかと言うと、父親の奮闘っぷりの凄さです。
とにかく、このお父さんはあきらめない!
何がなんでも、娘の命を救うんだって、絶対にあきらめないのです。
同じお父さんとして、その姿にどんどん引き込まれていきました。

そしてクライマックスで、私は大泉洋さんと共に涙を流しました。
きっと、同じ気持ちでこの映画を観たお父さんが、日本中にいるはずです。
つくづく思うのは、「親って、子どものためなら何でもできるよな〜」です。

ところで、あなたはお子さんのために奮闘した経験はありますか?

仕事人間だった私は、子育てのほとんどを奥さんに任せていました。
なので、息子のために奮闘した経験はほぼゼロに等しいのですが、
一つだけ、誇れることがあります。(声を大にして!)

それは、息子に野球を教えたのは、この私だということです。
もともと、息子は野球にまったく興味がありませんでした。
だけど、なぜか?小学校の野球部に入部したのです。
(当時は小学校に部活があった)

特に運動神経がいいわけでもなく、グローブもバットも持ったことがありません。野球部の練習に行っても、遠巻きに見ているだけだったと思います。
熱心なご父兄からは「あれは使えね〜な〜」と言われていました。

小学4年生のある日、息子が私の目を見ながら言いました。
「お父さん、僕に野球を教えて」
「えっ?」私は息子の言葉を受け取れずにいました。

私は会社を辞めて独立したばかりでした。
正直、息子のことを考えている時間がなかった。
で、ようやくしぼりだした言葉が「なんで?」でした。

息子は意を決したように言いました。
「僕、野球がうまくなりたいんだ」

翌日から、息子と私の朝練が始まりました。
早朝6時に起きて、野球のトレーニングを始めたのです。
元来、朝寝坊の息子にできるはずがありませんでした。
だから、私の目算では2〜3日やったら、自然消滅するだろうでした。

ところが、朝練は続きました。
息子もがんばりましたが、それ以上に、私がのめり込んでいきました。
しかし、息子の野球センスは私の情熱を吹っ飛ばすほど、下手でした。
ボールを捕れない。バットに当たらない。そんな毎日が繰り返されました。

朝練の後、しょんぼりしている息子を見て、私はダメ出しができませんでした。
厳しいコーチなら、「ここがダメだ!もっとこうしろ!」と言ったでしょう。
だけど、私は「今日はここが良かったよ」と息子の肩をポンと叩きました。

今、振り返ると、コーチング的な勇気づけですね。
まだ、コーチングを学ぶ前だったけれど、
父の愛が奇跡を起こしたのだと思います。

勇気づけが効いたのか、息子との朝練は夏から秋へ、そして冬を越しました。

5年生の夏休みだったと思います。
チームから6年生が抜けて、新チームが結成されました。
「使えね〜」と言われながらも、上級生になった息子はベンチ入りしました。

すでに、父と息子の朝練は1年を経過していました。

「今日の試合に出るよ」朝食を食べながら息子が言いました。
「ヘェ〜そうなの」私は必死に平静を保ちながら、時間と場所を確認しました。
内心は「試合?マジで出るの?大丈夫なの?」と、
息子以上にナーバスになっていました。

だから、試合はこっそりと隠れながら観ることにしました。
だって、他の父兄から「やっぱり使えね〜」とか言われたくないじゃないですか。
私は小学校のグラウンドの桜の木の影で息を潜めて観戦しました。

息子がネクストバッターズサークルに入った時、私の緊張は最高潮に達しました。そして、ついに息子が打席に入りました。
監督の指示にうなづいてバットを構えました。

何度も練習してきたとおり、息を吐きながら顎を引きました。
相手ピッチャーが投げたボールは、外角高め、見送ればボールだったでしょう。

カッキン〜!!!

快音と共に打球は夏の青空に高々と舞い上がりました。
「おっ!」私は思わず桜の木から飛び出しました。
打球はライト方向に飛んでいきます。ライトの奥には桜並木、そう私がいました。

外野手が慌ててバックしましたが、息子の打球はその上を超えていきました。
ボールは小学校のグラウンドを転がっていきました。

「走れ!走れ!走れ!」私は隠れていたことを忘れて、叫び散らしていました。息子は一瞬、私の方を振り返りました。
そして、二塁ベースを蹴って三塁ベースに向かいました。

セーフ!スリーベースヒット!!

ナイスバッティング!ベンチから大きな拍手が起こりました。
息子は自軍に向かってガッツポーズをしました。
そのまま、ライトの奥の桜の木の方に顔を向けました。

「お父さん、やったよ!」心の声がちゃんと届きました。

本当は本当は、ガッツポーズしたかったのは、私の方でした。
息子よ、ありがとう。あれから20年近く経っても、あの場面は忘れません。

親は子どもの成長を信じて、絶対にあきらめちゃいけませんね。
あなたのお子さんのガッツポーズは一生の宝ものです。

だから、つくづく、親って、子どものためなら何でもできるんだよね👍


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