河内長野 楊枝産業史10
戦後以降の爪楊枝業界では、河内長野の業者、およびその協力業者において、様々な技術革新が進められます。
例えば、先に紹介した「四角い軸をプレスして丸軸に近づける方法」。
これは、昭和35年ころまで用いられていた方法ですが、軸の両端を尖らせて中心を切断することで2本を作るという工程のため、切断部が荒れるという課題が。
これを改善するため、業界ではグラインダー(砥石)により切断し、断面を滑らかにするという手法を編み出しましたが、今度は黒く焦げて汚れて見えるという問題が浮上。
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