今年の過ごし方

先月末に僕は29歳になりました。
要するに年度末が誕生日なのです。
社会に出てから、そのせいで腑に落ちない発言をする羽目になっています。

年齢を聞かれた際に
「今年〇〇歳になります」
と答えないといけないのです。

解説していきましょう。

例えば、今月の一日に年齢を聞かれたとすると、
「(つい数日前に29歳になったばかりですが)今年30歳になります。」
とカッコ内を省いて伝えないといけないのです。
もっと言えば、2021年の元旦に年齢を聞かれたとしましょう。
「(まだ誕生日が来てないので30歳にもなってませんが)今年31歳になります。」
とカッコ内を省いて伝えないといけないのです。

僕は世間様に実年齢を言うタイミングがなくなったのです。

僕は今“今年30歳になる男”として生活しています。
昔ほど“30歳”に対して“人生の曲がり角”というようなマイナスの表現を持たない世の中になっていると感じます。
それでも何も感じないまま30歳を迎えていい筈はない、と考えてしまう、僕自身が。

昨日のブログでも書くましたが、最近本を熱心に読んでいます。
20歳からの10年間で僕が大切にしていたのは“感覚”でした。
音楽や映画を鑑賞することに没頭し、情報を集め、物を集めて体験し続けてきました。
僕の趣味嗜好についてはかなり捻れていることについては過去のブログにも書いたかと思うので参照いただきたい。

、、どの記事に書いたか、何なら実際書いたかも定かでないので真剣には探さないで下さい。

兎に角、そのはみ出した過剰な表現たちに理由もなく惹かれ、魅了された10年間でした。

30歳を迎えるにあたって、「僕を10年間魅了した“あの感覚”は何だったのか?」その正体が知りたくなったのです。
そのために今、本を読み漁っています。
残念ながら、僕はこれからの人生でどんな音楽を聴いても、どんな映画を観ても学生の頃に受けたような衝撃、“あの感覚”に陥ることはないでしょう。
僕の趣味との向き合い方は少し変化させる必要がありそうです。

今年度はその準備期間だと考えています。
そして次の段階に繋げていきたい。

これからの僕の人生はより明るくなると確信している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?