[つまみ食いラジオ Vol.4] 私的自由研究！気になる偏愛ウォッチ

みなさん、こんにちは！
このnoteはpodcastやspotifyで聴ける［つまみ食いラジオ］のnoteです。
各エピソードのハイライトや、トーク中に登場した事例や参考文献の紹介、編集後記をご紹介していきます。

▶まずは聴いてください‥！Vol.4エピソード

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▶ナビゲーター紹介

改めて番組ナビゲーターの2人を紹介します。

食トレンド研究家　渥美まいこ
1986年神奈川県生まれ。クックパッド社でFoodClipというメディアの編集長。ライフワークとしてnote で食トレンドの考察を紹介している。好きな料理はベトナム料理、好きなファミレスはロイヤルホスト。
note：https://note.com/atsumimaiko
Twitter：https://twitter.com/atsumi_maiko

ホテルと旅のプロデューサー こばみほ
クックパッド→スマイルズと「食」を軸にしたキャリアを経て、現在はホテルプロデュースの温故知新に所属しつつ、フリーで旅や食関連のプロデュースも行う。ホテルや旅、食の魅力を歴史やストーリー・文化から紐解き発信中。好きな料理はカレー。
note：https://note.com/kobamiho
Twitter：https://twitter.com/kobamiho52c

▶Vol.4 私的自由研究！気になる偏愛ウォッチ

今回は、いま自分たちが気になっている研究テーマについて発表し合いました。「身近な食文化の知らない世界」についてゆるーくトークしています！

▶ChapterA お惣菜の発泡トレーのデザイン

- スーパーの店内で一際華やかなエリアの「惣菜コーナー」
- よく眺めてみるとストア毎に惣菜トレーのデザインが違う
- 回転寿司チェーンを含め、皿のデザインはどこが起点となっているのか？の探求

▶ChapterB 日本全国の〆文化のふしぎ

-「飲み終わった後に一杯」。もしくは、「〆の雑炊」。ご飯を食べた後についつい欲しくなるシメの一品。
-日本には全国各地にユニークな〆文化が存在する。
-〆文化とは、日本人にとって一体どういう存在なのか・・？

みなさんは「おしぼりうどん」をご存知だろうか

ちくまにある〆の名物の郷土料理で、辛味の強い大根をおろした汁に味噌を溶かしてつゆを作り、うどんをつけて食べる。

辛い！うまい...辛い！うまい...の無限ループに陥る危険な料理に出会いました

(各地のおもしろ〆文化を研究したい...) pic.twitter.com/0swHeevayf

— こばみほ / 小林 未歩 ｜ホテルと旅のプロデューサー (@kobamiho52c) February 26, 2020

▶ChapterC 誰も知らないフードコート史

- 食トレンドを探る上で、無意識にも影響力を与える存在を考える
−クレープや大判焼き、ラーメンや独特のカルチャーをもった食べ物が多い
- ”フードコート”という場所での食体験は、どんな影響を与えているのだろう

▶ChapterD 文化の起源には物語がある

- モノの『起源』には必ずと行っていいほど、様々なストーリーが宿っている。(vol.2は、日本のラーメン文化の起源について紹介)
- 旅をしているといろんな文化の起源に出くわすが、その中でも気になっているのが、ホテルとカルチャーのはじまり。
- かつて、国策として作られていたホテルは文化の発信基地であった。
- 横浜のホテルニューグランドは日本の洋食文化(ドリア・ナポリタン・プリンアラモード)などの発祥の地である。

実はナポリタン、ドリア、プリンアラモードの発祥地でもあり

昔のホテルは新しい食文化やカルチャーの発信地だったんだなと。

ドリアは料理長が体調の悪いゲストから喉に通りが良いものをという要望を受け即興で考案したホスピタリティ溢れたメニュー。今もレストランで食べられます#ホテルと歴史 pic.twitter.com/4g3TE4vVo3

— こばみほ / 小林 未歩 ｜ホテルと旅のプロデューサー (@kobamiho52c) January 25, 2020

▶ChapterE お弁当の歴史

- 広く一般化されている「お弁当」にも歴史あり
−古代は携帯用の食べ物、江戸末期から行楽や演芸時に味わうものとして広まる
−お弁当は明治〜大正、昭和初期には「腰弁」といって安月給サラリーマンを揶揄する名称でもあった
−「愛妻弁当」という言葉のイノベーションが起こって現在のような存在に変化してゆく

▶編集後記：私たちのオタク研究発表会。

まだ答えは出ていないのですが、自分たちの身近な食文化がどのように発展して着たのか？どんなはじまりだったのか？自分たちのアイデンティティのルーツに思いを巡らせるのは、とても豊かで楽しい時間です。

ラジオ内でまいこさんが、「文化を知ってなにかを食べること。これほど美味しい調味料はない」と語っていますが、そのモノがもつ、歴史やストーリーを知り、解像度を高めていくと食体験をより充実したものにできると思います。

時代が変わっていけば、教養がアップデートされていくのも必然なことだと思います。しかし、食文化の考え方などは、まだまだ体系的に知的好奇心を深めていけるコンテンツが少ないように感じています。

自分たちの偏愛や深堀りのテーマを見つけて、これからの時代の食をもっと楽しめるような「おいしい教養」を皆さんと一緒に考えて行けたらいいなと思っています。

ご意見やご感想・コメントなどあれば、お気軽にTwitterなどで「#つまみ食いラジオ」で発信してくださると嬉しいです！お付き合い頂き、ありがとうございました。（こばみほ）

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