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歌え!

突然ですが、皆さんの小学生の頃に"歌集"を持っていましたか?               私が小学生の頃には

"歌え!グルッペ"

という学校から配られた小さな歌集がありました。(通称"グルッペ")  

  グルッペには、たくさんの歌(たしか譜面付き)が載っていました。掲載されているのは主に童謡 です。                   具体例は「ドナドナ」「グリーングリーン」「海」「アイアイ」「ハッピーバースデー」「小さい秋」「春がきた」「ごんべさんの赤ちゃんがかぜひいた」「ドレミの歌」などなど、日本の歌、世界の歌がたくさんたくさん。      小さな本でしたが、言っちゃうと、                      歌の玉手箱やぁ!! でした^ - ^

 グルッペは、ふでばこや連絡帳と同じように、   毎日標準装備として持参することが決められていました。音楽の授業のために持参するのではなく、音楽集会(みんなで歌を歌う集会)や、レクレーション的に歌を歌う時に使われてました。

学校で使うだけではなく、家に帰ってもグルッペに載っている歌を歌うことはありました。   友達と歌うこともありました。        ひとりでヒマな時間にも。          私はリコーダーが好きだったので、グルッペに載ってる曲をピューピュー吹くこともありました。懐かしい時間です。             その頃はまったく自覚していなかったのですが、私はグルッペが大好きな小学生だったこと、今さら自覚しました(笑)              

大人がイヤなことがあったときや寂しいとき、好きなアーティストの歌を聴いたり、鼻歌で歌うと、心が軽くなるのと同じで、何気なく歌うことで子どもなりに元気を取り戻したり、心を癒やしていたのかもしれません。

いつ小学生の毎日から歌集が消えたのか?   そもそも、知らないだけで、私の住んでいる地域以外では今でも歌集は使われているのか?

そして大前提、たしかに歌集がなくても歌くらい歌えます(笑)                 古い歌だけに価値があるということでもないので  ボカロがあれば大丈夫って意見もあるかもしれません。                                                          だけども、歌集があることでたくさんの歌の存在を知る機会になったり、歌詞に想いをはせたり、友達といっしょに歌えたり、演奏してみようと思ったり…。               

今のご時世、退屈な時間はYouTubeやゲームが埋めてくれます。               けれども、ちょっと疲れたときなんかに、   歌集というアナログなコンテンツでこっそり心を整えるという選択肢があってもいいのにな。

なんて思いました。


   


        


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