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GoProをマウントするなら頭より胸がいい

最近「長良川でラフティングしてる様子をGoProで撮影する」という撮影をやらせてもらう機会がありました。その際にGoProをヘルメットにマウントして撮影したんですが、たぶん頭よりも胸にマウントした方がいいな、と思った話です。

迫力に欠ける

最近映像撮影の勉強を独学で始めて、ちょうどカメラ・ポジション(カメラの地上からの高さ)のことを学びました。ポジションには大別してアイ・レベル/ハイ・ポジション/ロー・ポジションの3つがあります。詳しくは下記リンクの記事を御覧ください。

GoProを頭の上でマウントすると、目線より高くなるのでハイ・ポジションです。自分は身長が低いので、頭の上にマウントしたところで背の高い人のアイレベルと同等だと思うんですが、それにしても自分が撮影時に体験した景色よりも、映像で見ると迫力に欠ける印象でした。

ハイ・ポジションで撮るとちょっと俯瞰したイメージになり、受け手に客観的な印象を与えます。客観的というのは言い換えればちょっと冷静に見てるってことなので、勢いが足りません。

実際、ラフティング中はもっと派手に水を浴びたような記憶がある地点の映像があんまり大したことなくて(カメラをマウントした位置まで飛んできてる水しぶきの量も少ない)、ちょっとがっかりしたのは否めない。

首を振れない

迫力ではなく使い勝手の話ですが、頭の上にマウントしていると何気ない首の動きでカメラが激しく動いてしまうのが難点です。聞いている話に合わせて頷いたりしても動いてしまう。じっと意識して一点を見つめている必要があります。

誰か一人にフォーカスしようとするとその人をガン見しないといけないのでちょっとキモいです。

胸マウントで迫力も使い勝手も解決できそう

胸にマウントすれば、ポジションはアイ・レベルより下がるロー・ポジションになります。地面に近くなるロー・ポジションは、基本的に映像の迫力が増します。カートなど地面に近い車のスピードが早く感じるのと同じ。

また、音の聴こえた方へ首を振っても、胴体ごと振り向かなければカメラの画角が大きくブレることはありません。誰か一人にフォーカスを当てるときでも、体だけ向けて首はそっぽを向いていればよくなります。

一つ想定しうる難点としては、腕でカメラを隠してしまうことが往々にしてあるはずなので、それは意識的に注意する必要がありそう。

GoProすっげ

今回初めてGoProを触ったんですが、水に突っ込んでも平気で動いてるからやっぱり凄いっすねこのガジェット……。ていうか120fpsってなんだ。そんなフレームレート見たことないぞ。

情けない声をあげて川に飛び込んだときの映像です。ここがたぶん高さ4-5m級で、このあと7m級の岩場も出たんですけど勇気エネルギー不足で飛べませんでした。俺の気力では飛び込みは一日一回が限界……。

今回使ったGoProは借り物だったんですが、やっぱり一度その威力を知ってしまうと欲しくなる……な〜。


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