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月と呪いの海とわたし
私が呪っているんだと思った
違うのか、違うね
私が呪われている 呪縛
──────
友達に元彼の生き霊が憑いてたから祓ってもらった話を聞いたとき、真っ先に思ったのは「私があの人に生き霊飛ばしてるかも?!」でした
その友達と別れてから調べてみたら、「生き霊を飛ばしている人は自分のエネルギーがそのまま他所にいってるから自律神経が乱れる」とネットに書いてあった
それを見た私、
私の自律神経返ってきてー!!という思いに駆られ、翌日別の友人を連れてその霊媒師❔の元に向かう
行動力の無駄遣い代表例
言われたことは主に3つ
・あなたに霊はついてない
・あなたは霊を飛ばすほどのエネルギーが無い
・自分を受け入れるとエネルギーが増えて、想い人とは7.8月に上手くいく、このまま何もしなければ12月に上手く行く
自分を受け入れエネルギーを増やす方法は2つ
・鏡に向かって「大好き」「ありがとう」を言う
・断捨離をする
うーん
うーんと思いながら、私にできることは本当にその2つしか無い気がしてしまい、素直にやっている
そんな時にリリースされたある曲
髪を乾かしてくれた夜から
あたしは壊されたんだよ
あなたの一生の後悔として添い遂げるよ
外れなくなってしまった指輪みたいに
何度もずっとフラッシュバックしている、最低だよ
〜
あたしと間違いを犯しちゃったんだ
取り返しがつかないね
健やかなるときも病める時も
他の誰かと眠っていても
お揃いの悪夢でずうっといっしょ!
聞きたく無いのに聞き続けてしまう中毒性
聞き続けたくない、
だって聞き続けていたらこのままだと私、あなたの後悔になっちゃう
5月に入ってから、放流していた彼らからお誘いが
ふん?脈なしもいいところだと思ってたけども
驚きつつ嬉しい気持ちもあるのでそれぞれに会おうと返事をした
努力家だし私の好みの容姿をしている彼ら
文から滲む私をなにかしら思う気持ち
前ならはしゃいじゃって仕方ないのに
私とお母さんは非常に仲が良く、私の9割を話せるので私が想う人の詳細も、彼らの話もしている
「楽しいはずなのに全然気が乗らなくてさあ、呪われてるよ」
呪われてるよ
咄嗟に発した言葉
「絶対その人はあなたを1番にしないよ」
「ええ、私を1番にする人の方がいいかな」
「1番って言うか、ちゃんと想ってくれるひと」
「あー確かに、占い師に亭主関白でモラの気質あるよって言われてたけど確かにそうだと思った」
「あなたが思ってるよりいい人じゃ無いのに、なんで呪われてるのか分からない」
呪われてる?
そっかあ
私が呪ってるんじゃなくて呪われてるのかあ
繋がっていようね、消耗戦に持ち込んで
お互いに足を引っ張ったアオハル
沈殿した思い出でずうっといっしょ!
〜
共に過ごした日々が
ささやかな幸せが
かけがえのないトラウマになってたらいいな
うわ、うわあ そっかあ
わたし 呪われてるなあ
呪の海にぷかぷか浮かぶわたし
月と呪いの海とわたしだけの世界
きれいかな?
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