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Z世代が考えるお金と幸せと働き方~お金のその先に見出したもの~

筆者は、2023年3月をもってインターン先で過ごしたTSUKURU株式会社を退職します。振り返ると、3年と3ヶ月という月日が過ぎています。

これが最後のnoteになりますが、20代の3年という短くはない月日をインターンに捧げていくうちに価値観や生き方の変化がありました。

それについて備忘録的な形でまとめたいと思います。


1.お金からヒトに変わる瞬間

◆インターンしたての僕

『年収2000万円いきたい!』
『お金が欲しい!』
『お金をもらって誰かに認められたい!』

そんな人間でした。

TSUKURUの人が

『お金じゃないよ』
『お金を追ってても疲れるから』
『お金で幸せになれないよ』

といっぱい忠告してくれましたが、

『いや、そんなことテメエが10億稼いでから言ってくれ』

と生意気に跳ね返してばかりでした。

お金が欲しい!が全て!?

そんな考えに変化が見え始めたのは、就活も終わって少し落ち着いたころ。

大学院の研究が過酷であったり、同期からのキツい言葉遣いに耐えられなかったりでうつ病のような、パーソナリティ障害のようなものを発症し学校に行かないよう医師から忠告が入りました。

研究成果も出ずに使いものにならず、成果も満足に出せなかった自分と向き合う日々が続きました。

もちろん、そんな自分の話を聞いてくれて、献身的に支えてくれる人もいましたが、同時にその人たちの行動に疑問を抱きました。

正直、精神病にかかった自分は他の労働力と比べて生産性がない、すなわち、”資本主義市場における価値がない人間を無償で看病する”という行為の意味がわかりませんでした。

今の自分は短期リターンの期待できない投資価値ゼロ物件ですから。

しかし、自分の味方がいてくれたのは相当嬉しかったというのも事実です。

ここで、価値観の変化がおきました。

お金を稼ぐためには、

『味方になりたい』
『応援したい』

と思われるような人間である必要があるのです。

翻って過去の自分。

『とにかくお金が欲しい』
『夢とかはない』
『別に社会貢献とか考えてない』

という人に対して応援したいと思うでしょうか。

この3年で”自分が投資家ならどう思うか”という視点を獲得しました。

やっと、TSUKURUの人に言われた言葉の意味がわかった気がしました。

2.ロジックか、行動か

TSUKURUでは、『まずやってみる』を口酸っぱく言われます。
「口だけの人間になるな、上から意見だけいう奴は要らない」と。

僕は、あまり好きではありませんでした。

『行動する前に、まず多面的な検討で時間をかけて、質の良い仮説を立てて、得られた結果も詳細に分析することで仮説をより良いものにしていく。自分で納得できてようやく行動に移す。』

研究者気質なのでこういう考え方が好きです。


しかし、ビジネスの世界はマーケットの変化が早いので、今日の正解が一週間後の正解とは限りません。また、モタモタしているうちにその市場が取りに行くべき市場ではなくなることすらあります。

そんな時には、脳筋プレイがモノをいいます。正確にいうと、高速で仮説を立てて高速で検証することを繰り返していく人が勝ちます。

ですから、『まずは量』『まずやってみる』というよりも
『マジで爆速でPDCA回していこう、躊躇や迷いは不要』ってイメージ。

とりあえずn数積んで傾向を見よう。
需要の変化に敏感になれ。慣れてきたら自分なりにアレンジ。

そんなイメージです。言い方の違いでやっていることは同じです。


3.優しい言葉の大切さ


大人になるにつれてだんだんと褒められなくなります。
自分で人生を選択するので、やらされてるという他責の言い訳も通用しなくなります。これが正直辛いもの。

『好きなことなら誰にも褒められなくてもやれる』
『リーダーは孤独』

なんて意見もあるかとは思います。

しかしz世代の自分はそういったガツガツした向上心やハングリー精神やアグレッシブさよりも心理的安定性や情緒的な充実感を求めて働きます。

『やってくれてありがとう』
『君がいてくれて助かったよ』

こういう言葉が仕事のモチベーションといっても過言ではありません。

研究室とインターン生の2足のわらじを履いていた自分としても
どちらにも共通する特徴として

『手取り足取り詳細に教えない』
『まずやってみて、とりあえず出してみろ』
『出てきた成果物のダメなところをとことん指摘する』
『その指摘で病んだら自己責任』
『そもそもそれくらいで病むなら向いてない』

こういう昭和のような焼畑的教育がいまだに公然と行われています。
人材がたくさんいた昭和・平成時代はこれでもいいのでしょう。
しかし、時代は令和。少子高齢化と人材不足が叫ばれて30年以上です。

『(組織にとって)お前の代わりはいくらでもいる』ではなく
『(z世代にとって)貴社(貴研究室)の代わりはいくらでもある』の時代なのです。

優秀で引く手数多な若者は、少しでも心理的安全性の高い会社・研究室を求めて、すぐに脱出します。夢や希望が希薄と言われるz世代にとってやりたいことにしがみつく必要性もないのですから。

この世相を総括して『今の若者はすぐ諦める』と言われますが、変わるべきは会社(研究室)の方。

採用担当者の方、教育スタイルを再考しないとそろそろやばいのではないでしょうか。

(幸い、弊社の社長は僕が『全然褒めてくれなくてかなしい!!!』といったら褒めてくれるようになりました。万歳。)

4.最後に

4月からは、外資系の戦略コンサル会社に就職します。ここでしばし修行し、業務の滝を浴びる中で自分のやりたいことを見つけに行きます。

TSUKURUではモノの見方が大きくアップグレードされました。


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また現在金融系の事業にコミット中で、VCにもインターン生の派遣を行っております。興味ある方はこちらのTwitterにDMを。

ご縁があれば、必然的にお会いする機会が生まれるのがこの世界です。
反出生主義の私も、あと一つ最後のnoteで終わりたいと思います。

TSUKURUの皆さん、くそお世話になりました( ;∀;)
お世話になった皆さん、さようならお元気で。

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