見出し画像

TSUKURU SDGs NIGHT「学生限定駆け込み寺」開校しました!!


今回のTSUKURU SDGs NIGHT(TSUKURUが定期的に開催しているオンラインイベント)では、『自己実現の重要性~個性を生かして楽しいを仕事に~』と題して、これから社会に出ていく学生からのお悩みに応える「学生限定駆け込み寺」を開きました。

そんな駆け込み寺の先生を務めるのは、元SONYの山本吉輝さん。
第3回のSDGs NIGHTのゲストとしてお越しいただいてから、その人柄が反響を呼び、学生のお悩みに答える先生としてレギュラー出演いただくことに決定いたしました!!

8月末にSDGs NIGHT第8回でその前身版を開いていました。そのときの様子はこちら↓

今回もご経験豊富な山本さんだからこその、学生に響く有難いアドバイスをたくさん伝授いただきました!

目次を見て、同じ悩みあるな…と思った方、ぜひご参考になさってみては。

1.やりたいことが多すぎる…

参加者)私はやりたいことが多くて将来の選択肢を絞れなくて困っています。

山本)やりたいことが多すぎる。すごくいいことですよね。
答えとしては、やれることからやっちゃうのがいい。
「やりたいな」、「やれるのかな」とか、考えてるのがもったいないと思います

考えることと、実際にやってみることと、全然違うんですね。
やってみると、見方が全然変わってくる。

例えば、自分一人でできることって少ないので、だれかと一緒にやることも多いかと思いますが、人と一緒にやることって、大変で。
けんかで終わったり、意見が合わなくてうまくいかないことも多い。

また、やってみると、想定外のことが起こってきます。
金銭面、競争(いいアイデアがあったとしても、意外と同じこと考えてる人は多いもの)、あと環境の面でも。
今のコロナ禍も、想定していなかったことだと思います。

やりたいことあるなら、一歩踏み出し、チャレンジしてもらいたい。
やってみると、色んな事見えてくる。

司会者)頑張ってやっていればどうにでもなるってのは感じています。
僕の職場でも、面白くないと感じる仕事も多いですが、やってると成長につながっていることもあるなと。
一生懸命やっていれば、良い方に転がっていくなあと、感じています。
頑張り通す、ということでしょうか。

山本)頑張り通すってのができるかですよね。
そのやりたい気持ちがどれだけ本気かも、やってみてわかります。
”一番の本気になれること”を確かめるためにも、まずは一歩踏み出すといいと思います。

司会者)考えや環境は変わっていくものですし、考えてばかりでもわからないですよね。

山本)そうですね、一番よくないのはやらないことです。
何もやらないということは、何も起こらない。
失敗してもいいです。大抵の失敗は取り返せるし、失敗から学べることはいっぱいある。次の成功につながることもあるかもしれない。
何事もやってみないと分からないですね。

2.自信をもつには

参加者)自分に自信を持つ方法を教えてください。

山本)誰でも、不安になることはあります。
僕も、いろんなことをやってきて、自信がなかったり、不安になったり、躊躇したこともありました。

そんな中でいつも思うのは、
「この人こういうことできる、自分はできないからダメだなあ」
という風に、人と比較してしまうと自信をなくすことが多いということです。

アドバイスとしては、「人と比較しないこと」ですね。
自分と向き合い、自分の好きなもの、得意なものを見つめる。
そうすると、自分はこういうことができるんだと、プラス思考にもっていくことができます。
他人でなく、自分と向き合うプロセスの方が、自信につながると思いますね。

司会者)最近はSNS等で、自分の自慢話を発信している人も多く、そういうのって目につきやすく感じます。

SNSで人の暮らしを見ながら育ってきた若者たちは、他人を気にする傾向があるのではないでしょうか。

山本)SNSも最初は「情報を共有する」という目的で始まったわけですが、炎上やら誹謗中傷やら、良くない面も出てきました。目的がビジネスになると行き過ぎも起こりますよね。

お金儲けのために人間の欲を利用してやっていて、それが行き過ぎると、人間をだめにする部分も出てきてしまうんです。
ビジネス(お金儲け)が度を過ぎると恐ろしいですね。一歩間違えると、人間をダメにする可能性がある。

本題に戻ると、自信をもつためには、こういうことに惑わされないことが必要です。
自信が持てないのは、雑音が多いから。
毎日すごい量の情報が入ってくる時代ですが、いったんシャットアウトして、自分と向き合い、自分を確かめることが大事です。

司会者)僕はアメリカに留学した当初入った野球チームで、最初は英語もできないし、全くしゃべれなかったんです。
全く輪に入れなくて、自信が突き落とされるような経験でした。

でもネットワークをつくるには、好きだった野球しかないと思いやっていく中で、体の姿勢が、自信とかメンタルに結構つながっているな、というのを感じていました。
姿勢がうつむきだと、感情もネガティブになります。

山本)野球が好きってのがいいね。
好きなものがあると、自信になるから。
それで上手くいったら、周りからもリスペクトが生まれて、また自信につながりますね。

3.あがり症をどう対処するか

参加者)私は重度のあがり症です。人前で話すときに緊張しない方法を教えてください。

山本)ひとつは、自分でプレッシャーを与えないことです。

僕はSONY時代、プレイステーションポータブルの発売のときに、『TALKMAN(トークマン)』っていうゲームを作ったんですね。
外国語で遊ぶっていう、当時のプレステとしてはめずらしいゲームだったこともあり、ゲーム業界の名だたる人たちの前で、そのゲームをプレゼンをしなきゃいけなくなって。2000人もの前で、プレゼンと、デモもしなきゃいけない。

当然、プレッシャーがすごくあったのですが、
プレゼンの前に、ある1人の先輩がかけてくださった言葉にすごく救われて。

「失敗してもいいんだよ。別にプレゼンのプロとか有名な人とかではなくて、単なる一開発者が、発表してるだけなんだから、失敗してもいいじゃん。」

その言葉を聞いて、
「あ、それでいいんだ、」
ってものすごく楽になって、大分救われたんです。

今振り返れば、自分がプレッシャーになってたんだと思います。
「失敗したらどうしよう、、」とか、自分に自分でプレッシャーを与えていたんです。

また、考えをきちんと整理することも大事です。
何を言うかきちんと整理して、めっちゃ練習することです。練習すればするほど、自信がつきます。

あがり症の一番上がるときって自信がないときなんですね。
なぜ自信が足りないかというと、準備が足りなくて何を言うかもわからない状態だからです。

有名な話が、スティーブ・ジョブズのスピーチってすばらしいですよね。
自然でいて、説得力がある。
さらっとやってるように見えますが、実はそんな彼も、死ぬほど練習してるんですよ。

あがり症の人は、ぜひ練習することを徹底してほしいです。

司会者)準備がすべてってことですね。

アメリカの大学の授業って結構プレゼンがあるんですが、最初の頃は英語もしゃべれず、話す気力さえ起らなかったんです。
でもきちんと話すことを準備していると、自然に話せることがありました。

山本)面接やプレゼンの質疑応答って、何を聞かれるかわからないですよね。準備してきたことと違うこと聞かれると、パニックになります。

まずは紙にでも書いて、考えを整理してみましょう。
整理をしながら、結構考えてるんですよ。その考えるプロセスが大事。
考えて整理しておくと、質問されたときにも答えられます。

考えの整理とはつまり、自分を理解しておくことです。自分の中できちんと考えがまとまっていると、何がきても対応できると思います。

僕は、人に会うときには、必ず考えを整理するようにしていますね。

4.まとめ

今回出てきた悩みと対処法を整理してみます。

やりたいことが多すぎるなら、
考えてばかりでなく、まずやってみよう。
行動に移して初めて、見えてくることが多い!

自信をつけるには、
他人ではなく自分と向き合うことが大事。
(SNSとの付き合いはほどほどに)
自分の好きなもの、得意なものを武器にする。

あがり症の対処法としては、
・自分で自分にプレッシャーを与えない
・考えを整理する
・ひたすら練習して自信をつける


共通して感じたことは、すべて自分次第で、変えていけるものだなあということ。
あまり外見ばかりにとらわれず、自分自身が楽しめているかどうか、時折見つめなおしてみるとよさそうですね。

司会者を務めていただいたインターンのkennyさんからは、アメリカで培ったご経験談も伺え、参考になることが深まりました。

外見を気にしすぎる、というのは、日本人に多いイメージがあるので、少し意識して、確かめる機会をつくるのがいいのかもしれません。
こういうイベントに参加する、というのも、機会づくりのひとつですね。

山本先生、今回も貴重なお話、ありがとうございました!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次回の山本さんによる、学生限定駆け込み寺は、
11/11(水)19:00 に開校予定です!

テーマは「大企業で働くとは」

詳細は後日公開予定です。
ご興味のある方はぜひご参加ください!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【SDGs関連事業相性診断はじめました】

弊社では、SDGsに関連した事業やCSRに関する取り組みについて、ご興味のある方を対象にSDGs関連事業の相性診断をはじめました!

3分程度で答えられてしまう相性診断、答えきった後には弊社からのささやかな”お返し”も待っていますのでぜひチャレンジしてみてください!

SDGs事業関連相性診断はこちら

【お仲間募集も年中無休でやってます】

弊社ではSDGsに関わる事業開発を進めていくにあたって、弊社のお手伝いをしてくださるお仲間を年中無休で募集しております。

職歴や学歴、性別は不問です。「まずは週末だけのコミットから...」というのも大歓迎なのでご興味ある方は、ぜひ下記のアンケートフォームからご応募いただければ幸いです。

TSUKURUお仲間募集アンケート

頂いた情報は、当社プライバシーポリシーに準じ、取扱いさせていただきます。

* * *
この記事を書いた人は
yuri

話すことって大事
雑談力を上げたい

もしよろしければ、サポートも宜しくお願い申し上げます。 この記事を通して、貴方とご縁を頂けたことに感謝です(^^)/ 頂いたサポートは、発信させて頂くコンテンツの改善に活かさせて頂きますm(__)m