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集客ばかりに焦っていませんか?

9月1日、私はコミュニティを立ち上げました。ありがたいことに9名の方が参加してくださっています。私は本当に普通の主婦です。にもかかわらず、私と楽しみたい、私から学んでみたいと思ってくださる。本当に本当に光栄なことです。

立ち上げと同時に参加者がわっと募り、私は「もっと参加者が増えたらいいな」と思いました。でも、それが衝動的であるのをすぐに感じました。習慣として、1日3回手帳を開き、その都度感じた気持ちを書き込んでいます。しかし、その日は1回も開けず、自分の心と向き合っていないため、真っ白。あ、これはよくないと思いました。

人を集めるよりも、もっと大切なことがあるはずだと思ったのです。そこで手に取ったのが本書。今、この時点でこの本を読むことができてよかったと思っております。

まず、ビジネスが上手くいっていない人はお客様をほったらかし。売りっぱなしでフォローしていないということです。フォローとは「相手の状況を思いやる」こと。既存のお客様と信頼関係を深めることが優先である。ここを焦ってしまうと、新規集客に労力を使ってしまいたくなるので、グッと我慢する時期があると述べられています。

「集客しなきゃ!」という加速する気持ちにブレーキをかけられてほっとしました。まず私がやらなければならないことは、目の前のお客様を大切にすること。感想や質問をいただきます。それに対して、丁寧に向き合いたい。常に思いやる気持ちを忘れてはならないと。

そして、サービス提供側が仕事を楽しんでいたいと良いサービスはできないと著者は述べています。著者が「このイベントはお祭りみたいなものですから楽しんでやりましょう」とスタッフに声をかけた際、スタッフがノリノリになり、来てくださった方も喜んでくれたという事例がありました。

先日、サロン内でオンラインセミナーと交流会を開催しました。完璧を求めると続けることができないと思って「肩に力を入れず、ゆるやかに楽しくお話ししましょう」とお伝えしました。なるべく自分が楽しもうと思って。

そうは言っても、そのときは手一杯で、楽しんでもらえたかは分かりませんでしたが、後日いただいた感想には「また参加したくなるセミナーでした」と書かれてありました。著書を読み、参加者の声を聞き、自分が仕事を楽しむことを忘れずにいたいなと感じられずにはいられません。

そしてもう一つ。ビジネスの最終形態はコミュニティであるということ。それはモノでもサービスでもなく、同じ価値観を持った人が集まることが一番の価値であると述べられています。

大きく頷きました。私も、今、いくつかのコミュニティに属していますが、それ以前は「淋しいな」と思っていました。本が好きな人、健康を第一にしたい人ともっと交流が持てたらなと。えいやと踏み込んだ世界に、毎日の楽しみを見つけられたような気がします。

自分のことも踏まえて。まだまだ始めたばかりのコミュニティですが「ここにいれば健康でいられそう」「なんだか心が穏やかになる」と思ってもらえるように、目の前にいる方を、大切にしていきたいです。

「人を増やしたい!」は、その先にあるもの。今できることを細く、永く続けていけば、価値は勝手に高まっていくのだろうと思っています。自分の価値を、自分で勝手に下げないように、それだけは心して。


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