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『言語化大全』山口拓朗著/読書感想文

筆者は「人生を作るのは言葉である」と言います。
では「言葉があれば、人生は作られていくということ?」と思いながら読み進めて行きました。

さらに、目を引く一文が。

『文章とは「書く」ものであり、「教える」という発想が全くありませんでした』

これは、今の私に強く突き刺さりました。

私は元看護師です。
でも、看護師とは「ケアをする」もの。
ケアは、病院や施設でなければできない。
だから、それを発信することは
不可能であると思っていたのです。

情報発信を始めて4年が経ちますが
「読書」「人間関係」「マインド」など
なるべくケアから遠ざかった発信をしていたのは
その背景があったからです。

しかしながら
「あ、ケアを教えてみたらいいのかも!」
と思えたとき。
行動が変わっていきました。

病院では水分摂取できない方に点滴をする。
その代わり、自宅で下痢や嘔吐
熱中症になったときに
すぐに対応できるよう
経口補水液の作り方や、飲み方を教える。

病院では顔色が悪く
苦しそうにしている患者さんがいたら
すぐに医師に報告をする。
その代わり、自宅で家族に異変があれば
どこにどのように連絡をするのかを教える。

そうやって
自分が看護師として働いてきた経験を
一つ一つ言葉にしていこうを思ったのです。

正直、これからどんな風に
自分が活動していけるのかはわかりません。

でも、今はとにかく頭の中にあるもの
体を使って患者さんに提供してきたものを
言葉として表現していく。

それができたとき
人生が作られていくのかもしれないと思うのです。

不安な気持ちでいっぱいですが
今は出版企画書を作成したり
講座を開催したりして
とにかく行動あるのみ!
で、歩みを進めて行きます。

先行き不透明な時代ですが
言語化ができれば
将来の心配がグンと減るような気がしています。

ぜひ、本書を手に取って
あなたの心の内を
言葉にしてみてください。



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