以前、この「トンデモ精神科医 伊良部一郎」が活躍(?)する話を楽しみました。書架に並ぶ『コメンテーター』(文藝春秋・刊)を迷わず手にしました。
シリーズ第4弾ですが、前作から17年ぶりとなるようです。
伊良部総合病院は、大学病院並みの大きさで、エントランスとロビーは一流ホテルと見紛うほどの豪華さです。
ところが、地下一階の精神科は、一転して薄暗く、消毒薬の臭いがします。部屋のドアをノックすると、
ここから、伊良部医師が組んだ゛治療プログラム”が始まります。
その前に、
さて、それぞれの症状、病状に合わせて、治療が始まります。
あなたにも、心当たりのある症状がありそうです。
伊良部医師の行動療法を試してみませんか。
心が、すっきりし…。
読み終えて,ほっこり,笑顔で,優しい気持ちになれる作品です。
【奥田英朗氏の本】
◇『コロナと潜水服』(奥田英朗・著)(2021/03/30 集団「Emication」)