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一夜干しの鮎で飯を炊く

だいぶ前の話になるけども。
某サイトで、「鮎の一夜干しとうるかセット」をお取り寄せしました。

しかし、到着予定の日に運送会社から連絡があり、「冷蔵品を冷凍で運んでしまった」とのこと。

ううう……楽しみにしていたのに……😭
念の為見せてもらったら、一夜干しはもちろん、うるかまでカッチカチ!

そのまま引き取ってもよかったのだけど、すごく楽しみにしていた品物なので泣く泣くお断り。代品を再手配してもらいました。

数日後。
改めて届いたものを確認すると、2セット頼んだのに1セットしか入っていない……。

うーん、これは運送会社のせいじゃない。
ため息混じりでお店に連絡をとって、不足分を送ってもらうように再々手配。

更に数日後。
さて、これでやっとそろうかーとワクワクしながら箱を開ける。
すると今度は「うるか」しか入ってなくて、セットの干物がない……。


日頃から『仏の月岡』と言われる私でも、これはさすがに……

むきー!💢


まあまあ怒りつつ、それでも努めて冷静にメールを送付。

そして後日。
ようやく正しいセット品の他に「お詫びの印」として追加されていたのは、鮎の一夜干し5枚でした。

――ちょっと待て。
これ消費期限が結構早いのよ? 急いで食べなきゃー!

この段階で干物が10枚以上ある。
しばらくはせっせと焼いて食べたけど、三日目にもなるとさすがに飽きてくる。
というわけで、ちょっと趣向を変えてみることにした。

薄い尾びれは銀紙でカバーします

在庫の中から2枚だけ残して、残りは冷凍庫へ格納。せっかくの一夜干しだけど諦めて冷凍し、追々食べることにする。

そして残した方の2枚は、グリルでこんがり焼きますよ。

うん、いい色!

最初の頃は少し焦がしちゃったけど、もう何回も焼いてるからね。
火加減はお手の物です。
そして焼き上がった鮎の干物から、身の部分を丁寧に取り外します。

多少骨がついてても問題なし!

この身は別によけておき、炊飯の準備も同時進行。
お米1合を吸水させている間に、取り外した骨と頭の部分をグリルに戻す。そして弱火でじっくりと焼いていきます。

焼き上がり!

こんがり香ばしく焼き上がった頭と骨を、水と酒を入れた鍋に投入。くつくつと煮出していきます。

これが……
こうなる!
これだけ取れれば十分😋

吸水し終えた米1合に鮎の身を載せて、醤油、酒、おろし生姜を少しずつ。最後に出汁を加えて、炊飯開始。

もうこれだけで旨そう……
残っただし汁は取っておきます😋

しばらくすると、台所にいい香りが漂い始める。
蓋をあけるのが楽しみで、わくわくする時間です。

炊きあがり!✨️

蓋を開けると同時、ぶわりと広がる焼き鮎の香ばし~い香りがたまりません。

皮ごと混ぜちゃう

鮎の小骨はとても柔らかいので、多少混ざったところで問題ないです。
皮も香ばしく焼いているので、ぜんぶ混ぜ込んじゃう。

おこげは控えめに

そういえばジオの片手鍋って、多少焦がしてしまっても、メンテすれば元通りのピカピカになるので、好き。
もう10年くらい、ほぼ毎日使ってるのにこの光沢よ?
おすすめです。

椀に盛り付けた鮎飯。
本当は針生姜を載せたかったけど、この時は生の生姜を切らしていた。
代わりに岩下の新生姜を刻んで乗せました。

軽く温めた純米酒には、とっておいた出汁をあわせて注ぐ。
これがまたうめーんだわ!😋🍶

いただきますっ!

紆余曲折あったお取り寄せでしたが、結果的にあれだけたくさんの一夜干しが届かなければ、鮎飯を炊くこともなかっただろうなぁ……。

まあ結果オーライ、といったところか。

さて、今回も大変美味しゅうございました♪
ご馳走様です! (๑´ڡ`๑)🍶💕

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