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自家焙煎珈琲ツキアカリで販売しているコーヒーの銘柄&味の特徴。

現在は9種類のコーヒー豆を取り扱っています。

写真が苦手

皆さんこんにちは。
当店のようなマイクロロースターは、在庫を多く持たない分、多くの種類のコーヒー豆を取り扱うことが可能です。

当店はこの記事時点で9種類のコーヒー豆を取り扱っています。

今回はツキアカリで販売している豆をご紹介いたします。


インドネシア マンデリンシナール


インドネシアと言えばマンデリンが有名!

マンデリンG1の最高級品!

マンデリン特有の香りやボディ感はそのままに、スパイスやマンゴーのような質感、キレのある酸味、フルーティさが格段に良くなっています。

一般的なマンデリンは生産地にて脱殻まで精製されますが、マンデリンシナールはそれらの工程を最適な時期に行うよう計画され、天日乾燥や機械での処理ではなく、人の手によるスクリーン選別は勿論、丁寧なハンドピックを行い、良質な状態のまま仕上げられます。

【産地】インドネシア
【地域】スマトラ島北部
【地区】リントンニフタ、パランギン
【標高】1,300m
【品種】ティピカ
【精製方法】スマトラ式
【規格】グレード1
【スクリーン】17up
【オススメ焙煎度】シティロースト

エチオピア イルガチェフェ コチャレ G1

コーヒーの原点とも言えるエチオピア。

有名なイルガチェフェ地方。
エチオピアの南部に位置し、標高が高いこともあって寒暖差が激しく、良質のコーヒー栽培に適した土地です。

イルガチェフェとは現地の言葉で「湿地とその草」を意味しており、その言葉通り豊かな水源に恵まれ、良質な水洗式コーヒーの産地としても有名。

このコーヒーはコチャレ地区の約680農家から集荷し、国内オークションにおける最上位規格“Q1”の原料のみで作り上げたグレード1のコーヒーとなっております。

大部分がナチュラル(非水洗式)であるエチオピアコーヒーの中で、イルガチェフェ地域はウォッシュド(水洗式)で処理され、高評価されています。

ウォッシュドらしい、すっきりとした口当たり、花のような芳香な香り、柑橘系で華やかな風味、レモンなどのフルーティさのコーヒーです。

【産地】エチオピア
【地域】イルガチェフェ
【地区】コチャレ
【標高】1800~2000m
【品種】エチオピア原種
【精製方法】フルウォッシュド
【規格】Q1
【オススメ焙煎度】ハイロースト

ケニア マサイAA

『酸味が苦手』という方にも、一度は飲んでほしい逸品。

ケニアのコーヒー栽培は19 世紀の終わり頃に始まりました。

このマサイAAはケニアの地域毎の豆を外観、酸味やボディ感、フレーバーなどを専門の品質管理者が確認し、トップグレードになるようブレンドしています。

ケニアのコーヒーは全般的に脂質が多い傾向があり、脂質含量については有意な違いはありませんが、ショ糖の含量が多いので、甘いカラメル香をお楽しみいただけます。

味わいはケニアらしい強い酸味や柑橘系のフレーバー、ジューシーさを感じることができます。
当店では若干深煎りにすることで、酸味が苦手な方でも飲みやすし、少し冷めた頃にほんのりとナッツ感も感じるようになります。

【産地】ケニア
【地域】ニエリ、キリニャガ等
【標高】1600~2000m
【品種】SL28,SL34
【精製方法】ウォッシュド
【オススメ焙煎度】シティロースト

カフェインレス ブラジル

カフェインレスでありながら適度な苦みと滑らかな口当たり。

カフェインレスコーヒーと言うと、通常のコーヒーと比べて味が落ちる印象がありましたが、それは一昔前のこと。

このカフェインレスのブラジルは、適度な苦みと滑らかな口当たりはそのままに、カフェインを100%に限りなく近い状態まで抜いてあります。

従来のカフェインレスは『高温短時間』でカフェインを抜いていましたが、それではコーヒーの持つ風味や味わいまでも無くなっていました。

こちらのブラジルはドイツの専用の工場に運ばれ、そこで従来とは違う、『低温でゆっくり』とカフェインを抜かれます。

その結果、ブラジルらしい味わいをしっかり残しつつも、ちゃんとしたカフェインレスコーヒーへ仕上げられているのです。

【産地】ブラジル
【生産】ドイツ
【特殊プロセス】液体CO2処理
【精製方法】ナチュラル
【オススメ焙煎度】シティロースト

【オススメ!】エチオピア シダモG1 タデGG農園 シャキッソ村


エチオピアでも珍しい最上級品「G1」のナチュラル製法。

ストロベリーやブルーベリー、余韻にラズベリーを感じさせる甘い香りの絶品。

シャキッソ村では2000年~2004年の4年間にわたり、大きな山火事が連続して発生。
鎮火後に残ったのは、ごく僅かな森林と広大な土地でした。
その残った森林を保護する目的で、タデGG農園の主であるテスファイ氏が5ヘクタールの土地を購入し、2004年に自身でコーヒーとシェードツリーを播種・栽培し、コーヒー生産をスタートさせました。

農学者であるテスファイ氏は、当初よりシャキッソ村が2000m超の高標高であるなどから、この地がコーヒー栽培に適していると考えていました。
コーヒー農園をスタートさせてから、徐々に栽培面積を拡大させ、2012年には新たな土地を購入し、更なる良質なコーヒーの供給量の生産に励んでいます。

シャキッソ村はもとは「金」の採掘で有名でしたが、、同農園の成功により、現在では、コーヒー、すなわち「緑色の金(Green Gold)」の栽培地としても 知られるようになりました。

また、この農園の設立は、豊かでなかったシャキッソ村に、十分な雇用を生み出すことにも成功しています。
コーヒー栽培で得られる利益は農家や精選施設で働く人々に還元され、多くの住民の生活を支えているのです。そして、コーヒー栽培によって森林の生態系が保全され、森林と住民が共存しているのも特徴。

元来エチオピアでは、通常G1~G2は「ウォッシュド(水洗式)」により精製処理をされており、G3~は「ナチュラル(非水洗式)」精製となっております。ナチュラルは「G3~」ということもあり、欠点豆の混入が多く、その味わいは濁ったようにも感じます。

この「シダモG1 タデGG農園 ナチュラル」は、通常品とは異なる過程により、「G1」の「ナチュラル(非水洗式)」として商品化に成功。

ナチュラルとは思えないほどクリーンな味わいでもあり、モカの特長でもある良質な酸味が楽しめる、魅力たっぷりな逸品です。

【産地】エチオピア
【地域】シダモ地方 グジ地区 シャキッソ村
【農園名】タデGG農園
【標高】1800m-2200m
【面接】440Ha
【降雨量】約1000mm
【精製方法】ナチュラル(非水洗式)
【オススメ焙煎度】ミディアム~ハイロースト

タンザニア キゴマAA

日本ではキリマンジャロの名称が有名。

タンザニアと言うとキリマンジャロが有名ですが、このキゴマはタンザニアの西端部、タンガニーカ湖という湖のほとりにあり、この地区は一時コーヒー生産が衰退したこともありました。

土地の農家から輸出業者までコーヒー作りに携わる人たちが協力して手を取り合うことで、見事なコーヒーを作り上げました。

コーヒー自体は数十年前より生産がされていましたが、コーヒーの価格低迷期に農家がコーヒー農地を放棄や転作したりと、安定化がされていない時期がありました。

しかしながらそのポテンシャルに目を付けたアメリカのNGOやTCB(タンザニアコーヒーボード)の協力もあり、2000年頃から地元農家と共に再開発がなされ、共同のウェットミルが増加。

そういった経緯もあり、品質を高く評価されるコーヒーが生産されてきており、タンザニア国内コンペ及びAFCA(アフリカファインコーヒー協会)全体のコンペでも1位を獲得するまでになりました。

【産地】タンザニア
【地区】キゴマ
【標高】1700m
【精製方法】ウォッシュド
【オススメ焙煎度】ハイロースト

【有機栽培】コロンビア アレグリア シエラネバダ

コロンビアらしい適度な酸味と苦みのバランス。

コロンビアのシエラネバダ。
それはマグダレナ県、セサール県、グアヒラ県を跨ぐ山脈のエリアのことを指します。

この地域は比較的標高が低く1200m~1500mの山が多く、温暖な気候のため日照環境も良いです。
カリブ海から吹く風が適度な空気循環をつくることで、作付面積が狭くても安定的な栽培ができる最適な用地として、遥か昔からコロンビアコーヒーを作っています。

シエラネバダは収穫期が11月~2月の年1回となっており、コーヒーだけ作っていては農家の人も生活が出来ません。
その為、兼業として養蜂する農園も多く、蜂蜜を生産し販売もしています。

生産者であるアグロネバダ農協は、現在356人が加盟しており、すべてが「JAS」 を取得し、下記の行動を尊重しているのです。

◆環境と人に配慮した栽培
◆伝統的に収穫された良質なコーヒーを『公平』な価格で取引
◆女性を誇りに思い、ジェンダーレスで透明性のある活動

そんな方々の思いが詰まったコーヒーが、この『コロンビア アレグリア シエラネバダ』なのです。

コロンビアらしい適度な酸味と苦みがあり、全体的にバランスが良いです。
ソフトな口当たりと、ほんのり甘さを感じられるフレーバー。
アレンジコーヒーにも使いやすい逸品です。

【産地】コロンビア
【エリア】北部シエラネヴァダ
【生産者】アグロネバダ農協
【標高】 約1200〜1500m
【品種】カスティージョ,コロンビア, カトゥーラ
【気温】約15℃〜23℃
【精製方法】ウォッシュド(水洗)
【乾燥方法】 サンドライ、機械乾燥
【オススメ焙煎度】シティロースト

【オススメ!】ニカラグア ラス・デリシアス農園 ナチュラル

芳醇な香りのナチュラル精製

ラス デリシアスは2017年Cup of Exellenceにて水洗式ジャバニカで4位入賞した経歴がある農園です。
ニカラグア北部のヒノテガ県、アパナス湖を望む高い断崖の上に位置しています。

最適な気候と火山灰土壌からもたらされる素晴らしいコーヒーを生み出すニカラグアトップクオリティの農園です。

ナチュラルプロセスの王道といった味わいで、確かな果実味とスムースで柔らかいマウスフィールが品質を物語っています。

その豆は黒糖やキャラメル、ベリーやアップルの余韻、大変滑らかでソフトな質感のあるコーヒーです。

【産地】ニカラグア
【エリア】ヒノテガ リピルロ
【生産者】ラス・デリシアス農園 ミエリッヒ ファミリー
【標高】1,260~1,450m
【品種】ジャバニカ
【精製方法】ナチュラル
【カッピングコメント】ベリー系、りんご、トロピカル、ヘーゼルナッツ
【オススメ焙煎度】ミディアム~ハイロースト

【オススメ!】ケニア キリニャガカウンティ ムチャガラファクトリー

ケニア国内最大の組合が作る自信作。

バラグウィ組合は12のウォッシングステーションを稼働し、15,000軒ものメンバーが名を連ねる、ケニア国内最大の組合です。

組合内のファクトリーは全て同じ精選メソッドを導入しており、高い品質のコーヒーを安定的に生産しています。

設備投資も計画的に行われており、ファクトリー内の水洗処理設備床材にはタイルが敷かれ、これまで使われてきた木製の乾燥棚はより効率の良い金属製の棚への交換が進んでいます。

味わいはオレンジやグレープの余韻、ケニアらしい酸を感じられながらも、バランスのあるソフトなケニアです。

【産地】ケニア
【エリア】キリニャガカウンティ
【生産者】バラグウィ組合 ムチャガラファクトリー
【標高】1,600m ~ 1,800m
【品種】SL28、SL34、バティアン、ルイル11
【精製方法】ウォッシュド
【カッピングコメント】オレンジ、フローラル、グレープ、上質なバランス、ジューシー
【オススメ焙煎度】ミディアム~ハイロースト

皆様のご注文をお待ちしております♪

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
当店はご注文ごとに焙煎➡発送を行っているので、焙煎してすぐのコーヒー豆をお届けすることが可能です。

作り置きでの発送はしていませんので、安心してご利用いただければと思います。

まだネットショップ開店から半年程度ですが、日々ブラッシュアップを重ね、焙煎技術の向上、発送までの期間短縮、商品クォリティUPに努めていきたいと思います。

応援していただければ幸いでございます。


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