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がんばらないために、脳科学や心理学を活用する


こんにちは。企業変革コンサルタントの小野司です。

カイゼン活動、業務改革、企業変革に取り組む若きリーダー、経営者様に活動のヒントをお届けしています。


変革活動の中で、いつも考えていることの一つが、どれだけがんばらずに取り組めるかということです。

その考え方のベースとなっているのは、10年間におよぶ司法書士試験および司法試験の受験生活から得ています。40歳から司法試験に取り組み、3年後司法制度改革の関係で、司法書士試験に切り替え、司法書士試験に合格するまで受験生活を続けました。

どちらの試験も受験生の多くは20代です。脳の回転数や体力などでは人生でピークといえる時期です。このような受験生の中で、ピークを過ぎた40代が上位3%(司法書士試験の合格率)に入るためには、どのように取り組んだらいいか、をいつも考えていました。

がむしゃらに勉強しても、20代にはかないません。そこで考えたことは、脳の仕組みやココロの働きを活用するということでした。当時、経営コンサルタントをしながら受験生活をしており、脳科学や心理学の講座や専門書などから学ぶ時間を作ることはできませんでした。

そのため、脳科学を活用した勉強法を特徴としている講師を見つけ、その先生の講座を積極的に受講しました。

私が見つけた、がんばらないで勉強する方法の一つは、心地よさを感じながら勉強することでした。その多くは、興味や好奇心から生まれてきました。

そして、受験勉強の中で興味や好奇心の源を探してゆきました。

また、40代(当時)の自分が、人生の全てを懸けて挑んでいる20代の仲間と同じ土俵に立つには、短時間で濃い勉強時間を作り出すということでした。そのため、勉強していない時間、特に休息している時間の過ごし方を試行錯誤しました。

つまり、いかにリラックスするか、いかに脳や身体を休めるかについて、
脳科学や心理学の本を斜め読みして、ヒント探しをして、試行していました。

この①興味と好奇心、②脳の休息(リラックス)、
が司法書士試験合格の最大のポイントになりました。


前段が長くなりましたが、変革活動でも同じことを感じます。

がんばっているグループが効果が出るかといえば、そうでもないのです。

変革活動が上手くいく時は、興味と好奇心のレベル、脳の休息のレベル(リラックスのレベル)が高い時です。

上手く活動は、変革活動が進むにつれ、現場の興味と好奇心レベルと脳の休息レベルが高まってきます。
 ここで、変革活動の場合の“脳の休息“には、ココロのわだかまりやストレスが少ないということも含めています。

変革リーダーは、①興味と好奇心、②脳の休息が高まるように、現場を導いて行くと上手く進むことが多いです。

具体的な方法は、拙著『ちっちゃな「不」の解消から始めるカイゼン活動』(日刊工業新聞社)をご覧頂ければありがたく思います。

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若き変革リーダーのみなさまの参考になりましたら、ありがたく思います。

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