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発言時間の平等がメンバーの話す力と聴く力を育てる

こんにちは。企業変革コンサルタントの小野司です。

QCサークル活動、組織改革そして企業変革に取り組む若きリーダーさん、経営者様に、変革活動のヒントをお届けしています。

私は、変革活動をワイガヤ手法で行うことを専門としています。

ワイガヤとは、ホンダで始められた手法です。「自律、信頼、平等」、「魂の言葉」を信条としています。

今回、平等について一つ紹介します。ワイガヤ手法で大事にしていることの一つに「発言時間の平等」(詳細は拙著p144)があります。https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003599

一般に、課題を深掘りしたり、アイデア出しをする場合、そのことに精通している方が発言することが多いと思います。

ワイガヤでは、これを全員に対し、席順などで聞いていきます。各自の発言時間は平等です。

発言者は、自分の頭で考え、“魂の言葉(借りてきた言葉ではなく自分の言葉)”で話します。他のメンバーが割って入りませんので、発言に集中できます。そして、自分の言葉で話すことで、自己理解も進みます。

聴き手は、発言者に注意を傾け、その言いたいことを理解しようとします。これにより、他者理解も進みます。

また、自分が発言前であれば、次に自分が話すことを頭の中で整理します。発言後であれば、自分発言を振り返ります。これにより、自己理解がさらに進みます。

また、この方法を続けていきますと、ワイガヤが膠着して、変革リーダーが、自分が何かしゃべってワイガヤの場をリードする場面も少なくなります。メンバーが自立してくるからです。

Googleのマインドフルネスの一つに、「他人に向けたマインドフルネス」(『サーチ・インサイド・ユアセルフ』チャディー・メン・タン著 英治出版)という方法があります。マインドフルな傾聴をするものです。

「発言時間の平等」のワイガヤでは、これに似た効果を感じる時があります。一種のマインドフルネスが起きているのでしょうか。

変革リーダーのみなさま。ご自身が発言したいという気持ちを抑えて、「発言時間の平等」を小集団活動の中で試されてみてはいかがでしょうか。

みなさまの参考になりましたら、ありがたく思います。

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