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はじめて評価された時の話

どうも、デザイナーの中川です。

デザイナーとして働き始めて5年目を迎えます。

学生時代はぐうたらで、そこから2年半くらいは不夜城のリッチブラック企業に勤めていたため、ほぼ記憶がありません。

自由な発想を形にできるはずのデザイナーがこんなんではあかん!と思い立ち、色々なコンペに挑戦し続けてきました。

そして去年、初めて自分のアイデアが評価される、という経験をしました。

Roland様のプロモーション課題で、
「未来のピアニスト はじまりの演奏会」という作品。

『電子ピアノといえばRolandと思わせるようなアイデア』というお題に対して、
ピアノを習い始めたいと言い出した子どもを持つ家族を想定ターゲットとして設定しました。

親のインサイトとしては、自宅に電子ピアノを置くスペースを作って購入しても「すぐに辞めてしまうのでは」という不安があるので、
演奏会というステージを早めに作り「成功体験」を感じてもらえることで、ピアノを長く続けてもらえるきっかけになるのでは、と考えました。



初めてピアノに触れる子どもがパパとママを観客として自宅で『演奏会』を実施。課題曲を「Happy Birthday To Me」として、自分のピアニストとしての誕生を祝おうという企画。

従来の電子ピアノというと、どうしてもRolandよりも先立つ競合ブランドが存在するため、このプロモーションを通してRoland独自のブランドの確立を図りました。

コンペの応募総数が4000作品を超える中、
この企画が、最終選考28作品まで残り、ファイナリストとなったのです。
業界内でも登竜門として有名なこのコンペだけに、 この時は本当に嬉しかった。キャッピー!(あと一歩で受賞だったのが残念ではありますが。。)

この企画の背景として、
僕自身バンドマンとしての経験があったからこそと思ってます。ライブステージの光景と快感はなかなか忘れられるものではありません。

このアイデアをプロモーション企画としてつくるために助言を下さった方のお陰でもあります。お知恵を頂き、本当に本当に感謝してます。

発想や着地点が既存の世に出ているものと被ってしまうこともありますが、自分の経験してきたことや思っていることをアイデアとして実現させるってすごくオリジナルで、強いと思います。

「カッコイイものって何?」
「自分が素敵だと思うものって何?」

これからも自分の掲げる信念に向き合って、
世の中がちょっとでも楽しくなるようなアイデアを提示していけたらと思います!

ではでは。

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