日本も物価目標達成前に出口戦略を!

消費者物価指数を上昇させることは、最終的な目標ではなく、「物価を上げた方が景気が良くなるから物価を上げよう」という中間目標です。だからこそ、米国は物価目標に届いていなくても(慎重にではありますが)出口戦略を遂行しつつあるわけです。

そうであれば、現在の日本についても、物価上昇率目標に拘泥するのではなく、景気が回復して労働力不足が深刻化しつつある状況を考えて、少しずつ出口戦略を考えるべきでしょう。

少なくとも、「今後は日銀の新規資産購入は行わず、保有している資産の残高を維持するために満期分の再投資だけを行う」といった事は検討すべきでしょう。まずは緩和継続の効果と副作用を再度検討してみましょう。

政策を転換するなら、総裁が変わるタイミングがベストでしょうね。と言っても、後任が誰かによりますが(笑)。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO24667060U7A211C1EA1000/

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