膨らまないバブルは永続するかも知れない

株価や地価のバブルは、「今日買って明日売れば儲かるだろう」という期待に基づく買い注文が入り続けることで、はじめて成立します。つまり、バブルが拡大し続ける必要があり、従って永続は不可能で、いつかは崩壊する事が確実です。 

しかし、債券については、仮にバブルだとしても、毎回の利払いを期待した買い注文が入れば良いので、永続する可能性があります。

株や土地のように、「バブルだから、遠からず崩壊するだろう」と言えない点には、注意が必要でしょう。

P.S. 

そもそも、今はバブル(ファンダメンタルズから説明困難な価格水準)なのでしょうか?それは、おそらく誰にもわからないでしょう。皆がバブルだとわかるような状況では、政府や中央銀行が「バブル潰し」を行うため、バブルは続かない筈なので。崩壊してから、はじめて「あれはバブルだったのだ」とわかるのが、近年のバブルなのです。

バブルだと思って手をださずに収益機会を逃すリスクと、バブルであるとは思わずに手を出して損をするリスク、「買うもリスク、買わぬもリスク」ですから、判断は難しいですね。 

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19705340V00C17A8SHA000/?dg=1

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