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一年前の自分へ

お元気ですか?

いや、もしかしたら元気…ではないかもしれないですね。

おそらくこうして文章にしている今頃も、あなたは父のいた部屋で独り何を書くべきかと、悩み込んでいるでしょうから。

今のうちに悩むだけ悩んで、悩み込んでおいてください。いずれ、自分を一歩前へ踏み出すための糸口を、なんとかして掴み取るはずですから。


とはいえ、三度目の正直と心の中で思い立って、此処noteに戻ってきたのはいいが、肝心なネタがこの時一つも出てこなかったと思います。

で、頭を抱え込むまでに考えた結果、あなたは「きっと誰にも伝わらないだろう」というのを前提に、書き殴るようにして支離滅裂な記事をうみ落とすことになります。



思いついた言葉一つ一つを、まるで書き殴るようにして雑に並べた様は、当時の自分が非常にやるせない状況に陥っていることを、そのままそっくり再現したものだと思います。

「社会の理不尽さに巻き込まれ、本来自分の目指したかった道も志半ばで閉ざされてしまい、このもどかしさをどこへ吐き出そうか…」

そう考えていたのではないでしょうか?なんとなくですが、改めて読み返した時、そんなサインを受け取りました。もしそうじゃなかったら、ごめんなさい。今のうちに謝っておきます。


けれどこの先、結果が報われるようなものじゃないとしても、自分の表現したいように言葉を綴り、続けてほしいと願っています。たとえ今が、どんなに辛く苦しい環境の中を漂っているとしても。

あなたは必ず、これから大事にするべき人たちと出会うことになるでしょう。自分の言葉で誰かを助けたり、誰かの言葉に助けられたりしながら、共に歩む日々を送ることになるでしょう。

この場に置かれた環境がすぐに変わらずとも、無理をせず、焦らず、背伸びせず。「続けていく」という意思を持ち続ければ、道はやがて徐々に開かれていきます。


しかしながら、声にならないほど苦境に立たされたままであるあなたにとっては、これが綺麗事に聞こえてしまうかもしれません。それは無理もないことであると重々承知しているつもりです。

いくら自分の気持ちを吐き出したところで、このまま誰にも見向きもされず、フェードアウトしてしまうかもしれない。そういった不安を抱えていることでしょう。

けれどそれは「どうせ自分なんて誰も気にしちゃいない」といった、ネガな感情が根底にあるからだと思います。まずはそれらを振り払って、継続する力を手に入れてほしいと願っています。


そしてこれよりも先にあなたは、未だかつて経験したことのない困難の道を歩むことになるかもしれません。一概に言えないことですが、おそらく人生の岐路に立たされることになるでしょう。

それでも人の心を無くさず、信念を貫いて生きてほしいと祈っています。少なくとも、あなたの目指した成果は、たしかに此処noteに刻まれることになるはずですから。


だから、どうか…




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