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きっかけは、浄化した水から

一人暮らしをはじめて落ち着いてきた頃に、何かと予期せぬトラブルに見舞われることが多い。
仕事が忙しくなり出してくると食事や睡眠などを中心に、普段から行わなくてはいけない習慣そのものが崩れはじめ、やがて体調不良を引き起こしたりしてしまう。

特に私はそれらに加え、自分の肌や皮膚について悩まされることがあった。
幼い頃から他の子たちと比べて肌の荒れ具合が悪く、親に連れて行った病院で診てもらったところ「アトピー性皮膚炎」と診断されたことがある。
そのため肌における耐性というものは、その時からすこぶる弱いものだと自覚していた。

そこから10代から20代にかけて一人暮らしを始めるまでは、特に意識することなくなんともない時期が続いていた。
だが上京してからしばらく経ったところで、その症状が急に出始めてきてしまったのだ。

ひどい時は、就寝中に突然目が覚めてしまうほどの強烈な痒みに襲われ、身体の至る箇所が湿疹状態に陥ってしまうことがあった。
その度に家から近い距離にある皮膚科に通っては、処方箋として薬を塗ったり飲んだりしながら経過観察をしてもらっていた。
一時痒みがおさまることはあっても、忘れた頃にぶり返しては再び痒みや痛みにひどく悩まされてしまう、その悪循環を繰り返していたのである。

たまに大型連休を利用して実家に帰ってくると、ある意味で荒れ地と化した私の肌を見た母は、毎回顔を真っ青にしながら心配してくれていた。
その姿を宥めるように「もう慣れているから心配しなくていいよ」などとお茶を濁すしか方法はなかった。

どれだけ足掻こうと、どうにもならないことだって一つくらいはある。それでこそ小さい頃に「アトピー性皮膚炎」と診断されてしまい、こうして現在進行形で症状が出ているのだから、解決策を見い出せない以上は腹を括って受け入れるしかない。
大それた話かもしれないが、これは自分自身が死ぬまでまとわりついて一生離さない「呪い」なのだと、私はすでに諦めがついていた。

そう思っていた矢先、父が何かを思いついたのか一つ提案をした。もしかしたら、備え付けの「シャワーヘッド」に原因があるのではないかと。

調べたところ、まずシャワーから放出される水道水は、消毒効果を持った「残留塩素」が含まれている。
一般的に人体に影響を及ぼすような害はないとはいえ、人と比べ皮膚においてデリケートさが際立つ私にとっては、それを恒常的に浴び続けることにより、まさに「体に毒」であることがわかったのだ。

さらに父を通してネットで調べてみると「浄水シャワーヘッド」という、水道水に含まれた残留塩素を除去してくれる存在が出回っていることを知った。

父からそれを私の自宅に送ってもらい、翌日になって実家から戻ってすぐさま備え付けのものと取り替えてそれを試し始めた。
さすがにすぐに効果は出なかったものの、しばらく使い続けていくうちに、それまでひどい有り様であった自分の肌は、徐々に正常なものへと取り戻していった。

特に辛い痒みに悩まされ目立たないように隠し通していた自分の手も、それを使い続けてきたおかげで堂々と人前で披露できるようになったのである。


インターネットが網羅している時代より十数年前の今頃だったら、こうして一つの解決策がすんなりと出てこないどころか、下手すれば一生十字架を背負て生きていかなければならないことに「運命」としてなっていたのかもしれない。
その意味では、親をはじめこの時代に感謝しないとならない。

ともあれ、もしも同じように肌荒れなどで気になっていたり悩みを抱えている方がいたら、まず「浄水シャワーヘッド」を是非試してほしいと思っている。
すぐには変わらなくても、何かのきっかけで変えられるはずだと信じたい。



最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!