自分軸(青学)vs他人軸(駒澤)
箱根駅伝を改めて見返すと、
「自分軸(青学)vs他人軸(駒澤)」
だったなぁと思う。
青学の選手が自身の走りに集中していた選手が多かったのに対して、
駒澤の選手が相手を意識し、「勝負」に拘っていたのが対照的だった。
駒澤の選手は「勝負」に対して過剰すぎる程の意識状態だったなと感じる。
それが最強軍団と言われた駒澤の唯一の弱点だったのではないかと思う。
よく駅伝では、先頭に立ったチームが有利と言われるけど、その理由として、
先頭を行くランナーは、自分のペースで走れる(自分軸)。
一方で、追う側に回ると、相手との差をつめることを第一優先で走らねばならない(という思い込み)という他人軸でレースを進めることになる違いだ思う。
相手を意識して走り続けるというのは必要以上に体力を消耗するもの。
レベルは違えど、ランナーの端くれとして駅伝から100km超の距離を走ってきた者として、
「長い距離になるほど、勝負ではなく自分自身の走りに集中した方が良い結果が出る場合が多い。」
「短い距離の場合は、相手を意識して走ることはプラスに働くことがよくある。」
といった感じだろうか。
強いチームほど、その落とし穴にはまるのではないかと思った。
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