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今日は、長男の面談の話。

小6で中学受験に向けてまっしぐらの長男が通っている塾の保護者面談がありました。面談は保護者と先生の2者面談か、子どもも交えての3者面談か、選ぶことができるのですが、私はいつも3者面談を選択しています。受験は親がするものではないから、どんなことであろうと本人が受け止めて、前に進む必要があると考えてるから、我が家は3者面談。

さて、毎度、こちら(親)が前のめりでないためが、さほど盛り上がることもなく淡々と30分の時間を使い切ります、むしろ、少し時間を持て余して終わるの通常です、今回も、同じように進みました。

10月に入り、残り4か月を切ろうとする中で、これまでの面談では大半の時間を学習方法の話に割いていたのですが、今回は具体的な志望校はどこか、どのような志望順位で、いつ、どの学校を受験するか、について、話すことになり、中学受験っぽい面談になってきたな、と感じる今回の面談です。

長男は志望校の順位を偏差値の順で並べていなかったので、校長先生も少し、えっ?、ってなっていました。長男の志望順位で並べた受験日程と、合格の可能性が高まることを第一に考えた受験日程では、同じ学校でも、試験のスケジュールが大きく変わります。結論としては、この日に答えを出すことはせず、次回、次々回、改めて決めましょう!ということになりました。

何度か、これまでの面談の中で、志望校の話は校長先生としていました。それは中学受験の常識として、第一志望校には、受験生の30%程度しか入ることが出来ない、という大前提があるため、第二、第三志望校をどのように選び、合格するかが塾側にとっては大きな問題であることは、私も良く理解しています。そして、塾としては出来るなら、少しでも偏差値の高い学校に入って欲しいことも。それは塾の都合だけでなく、大は小を兼ねるだけではないですが、将来の選択肢を増やす等の観点からも、偏差値の高い学校は、低い学校のそれを上回って余りある、というのは本当のところのようです。

親として、校長先生の話を十分理解できます。それは、国内の大学受験をする場合においては有効ということであることを議論しなければなりません。我々は、中学受験を決める前から、海外大学を目指しており、海外大学への進学のしやすさ、受験対応の充実度を考えて学校を選びをしていることは校長先生も理解されています。しかし、大手の学習塾のやり手の校長先生でも、各高校の海外大学への進学実績くらいは知っていても、海外大学進学の押さえておくべきポイントや手続きについてはよく分かっていないことも、これまでの面談を通して、理解しました。

偏差値の高さは、全てを飲み込んでしまうと考える社会や考え方が、私の目の前にまだまだ根深くあることを確認しました。私は、まだあと少なくとも1~2回は受験日程を巡って、不毛な議論をしなければならないことも確定です。長男には、どんどん成績を伸ばして欲しいな、と思っていますが、それとともに、お父さんのストレスが増えるのかと思うとやりきれないですが、かわいいわが子のため、とことん話をすることにしましょう。

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