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政治講座ⅴ1130「日本人が守る『吾唯足知』の仏教の真髄が日本経済の基本」

 バブル崩壊から失われた30年と経済学者は日本を自虐的に批評するが吾輩はその意見と異なる。デフレで経済発展していないと悲観する経済学者はもっと多面的に人間の経済活動の分析が必要と考える。失われた30年でデフレが経済停滞を招いていると悲観しているがやはりそれも違う。吾輩は狂乱物価とスタグフレーションによる物価上昇で貨幣価値の下落をいやと言う程インフレの怖さを痛感している。貨幣価値が下がるのである。貯蓄などの資産が一気に目減りするのである。その恐怖心からポートフォリオとして不動産投資へと資金が集中して不動産バブルを引き起こしたことは否めない。心理面の作用が大きい。心理学から分析した文献にはお目にかかったことが無いのである。数値的な結果論で分析する専門家が多いが、経済は人間の心理が及ぼす影響と効果が大きいにも拘わらず、心理面からの分析が少ない。年金生活者にとって、デフレは貨幣価値が下がらず、安定した生活が送れる面で良い政策であると考える。さて、インフレで貨幣価値の下落を望むものはどのような人たちかというと、融資で事業資産を運用する者や住宅ローンで家を買った者たちであろう。しかし、アメリカの高インフレ対策として金利引き上げ対策をして貨幣価値の安定化を図ろうとしているのをみるとやはり、デフレは年金生活者や預金生活者にとって安定した環境であると言える。失われた30年と言われるが今年日経平均3万円を超えるほど膨らんできていることから経済成長はしているのである。失われた30年で確実に経済成長はしていたことの証であろう。先に吾唯知足の解説をする。
これぞ仏教の真髄!吾唯知足の「つくばい」
京都の庭園を散策していると、茶室前に置かれた手や口を清める「蹲踞(つくばい)」をよく目にする。
龍安寺には、水戸黄門が寄進したという一風変わった蹲踞がある。
それがこちら!中央の穴を漢字の「口」に見立て、四方の文字「五」「隹」「矢」「疋」と合わせ「吾唯知足(ワレタダタルコトヲシル)」と読める仕掛けになっています。

吾唯知足とは、釈迦の説く「知足(ちそく)のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という「知足」の心を表したもの
つまり、「手に入れられないものに対して不満を抱くのではなく、今ある現状に感謝し満足できる人は、常に満ち足りていて心が平穏である」という意味である。
人間は生活していると、「あれが足りないこれが欲しい」と欲が出てきてしまうもの。そんな時、このお釈迦様の言葉「自分は今でも十分幸せじゃないの!」と思えたら、心が少し穏やかになれるのである。仏教のありがたい教えが込もった龍安寺の「つくばい」から日本経済を考察する。今回は報道記事の「日本はなぜ32年連続で世界最大の対外純資産国になったのか?」を紹介する。前述したようにこの記事には異論があることは申し添える。すべて「吾唯知足」に尽きるのである。

     皇紀2683年6月4日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

日本はなぜ32年連続で世界最大の対外純資産国になったのか?―中国メディア

Record China によるストーリー • 

1日、第一財経は「日本はどうして32年連続で世界最大の対外純資産国なのか」とする記事を掲載した。© Record China


2023年6月1日、中国の経済メディア・第一財経は「日本はどうして32年連続で世界最大の対外純資産国なのか」とする記事を掲載した。

記事は、日本の財務省が先日発表した最新データで、2022年末現在の日本の海外純資産(政府、企業、個人が海外に持つ資産から負債を引いたもの)が前年比約0.2%増の418兆6285億円で5年連続の増加となり、1991年から32年連続で世界最大の対外純資産国となったことが明らかになったと紹介した。

また、海外資産が同6.5%増の1338兆2300億円で14年連続の増加、11年連続の過去最高値更新となり、海外負債も同9.6%増の919兆6000億円でこの4年間同水準のペースで増えていることが明らかになったとし、いずれも増加した背景として同省が大幅な円安の影響を挙げたと伝えている。

その上で、2022年4〜6月期における日本の実質GDPが年換算で約542兆円と発表されており、日本の海外投資規模やGDP総額の2倍以上に相当することになると指摘。海外への投資は証券投資が39%、直接投資が20%と大部分を占めており、業界別では金融保険、卸売、交通設備、通信、電気機械が、投資先では米国、ドイツ、中国が上位になっているとした。そして、中国商務部のデータとして、今年1〜3月期における対中投資額が前年同期比47.4%増と大きく増加したことを紹介した。

記事は、日本の大手銀行のエコノミストが「日本は30年余りにわたり世界最大の対外純資産国となっているが、喜ばしいことではない。対外資産が増えたのは、経常利益が蓄積した結果。しかもこの経常利益の蓄積が国内で資金が投資よりも貯蓄に回されていることに関係している。さらに、日本国内から国外への証券投資、直接投資が旺盛なのは、日本国内の投資機会が欠乏していることを意味する」と分析したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)

参考文献・参考資料

日本はなぜ32年連続で世界最大の対外純資産国になったのか?―中国メディア (msn.com)

【龍安寺】謎多き石庭に迫る!吾唯知足のつくばいや御朱印まで見所歩き - 京都ぶらり散歩&グルメ手帖 (kyotowalk-gourmet.com)

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