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政治講座ⅴ533「宇宙開発競争激化」

 中国の自分たちの足元を見ずに天を見上げているが、ロケットを打ち上げるために大事な経済基盤は大丈夫であるかを、他国ながら心配している。今、中国の台地では不動産バブル崩壊現象が起こっており、合わせて金融機関の破綻、地方政府の財政破綻が叫ばれ、個人に至っては住宅ローンの返済拒否デモが各地で起こっている。ソ連が何故破綻したか、それは経済基盤が無いのに宇宙ロケット開発に資金を使い費用対効果を考えない経済計画を実行したからに他ならない。あわせて、米国の軍事力増強に合わせてソ連は経済規模以上の無理な軍事力増強を図ったために経済破綻となった。ゴルバチョフ書記長のペレストロイカも効果を出せず、政治分裂(民主化)の引き金をエリツィン大統領が引いたのである。ソ連の崩壊を見た中国は同じ失敗を繰り返さないように、民主化運動を弾圧するようになる。不動産バブル崩壊の経済失敗は中国の国力低下を招き、「宇宙強国」と言っていられなくなることは目に見えている。貧富の差が大きい国民の生活レベルを支える資金でロケットを打ち上げる姿が北朝鮮の国民を餓死させながらミサイル発射を繰り返している姿に相似である。「天宮」が、中国の最後の打ち上げ花火にならなければ良いがと思う次第である。ソ連と軍事拡大競争をした時の米国の財政はどうかというと米国はソ連と50歩100歩の経済状態であったがそれを助けたのがG7である。とりわけ日本が米国の赤字国債を大量に購入して米国の財政破綻を防止したのである。中国は世界中に覇権を振い敵をつくったので助ける国は無い。以前は日本は中国をODAで支援し、日本企業の工場進出で経済を助けたが、台湾・尖閣・沖縄に侵略を公言する中国を支援することはない。

        皇紀2682年11月1日
        さいたま市桜区
        政治研究者 田村 司

「宇宙強国」目指す中国 独自宇宙ステーション「天宮」完成へ

TBS NEWS DIG 2022/10/31 18:5

© TBS NEWS DIG

中国の有人宇宙ステーションがいよいよ完成に近づいています。「宇宙強国」を目指し、最終段階となる施設を搭載したロケットの打ち上げに成功しました。「3、2、1 点火!」記者「今、噴射しています。ロケットが打ちあがりましたね。こちらでは歓声が上がっています。一目見ようと、海岸には多くの観光客が集まっています。轟音がこちらまで聞こえてきました」
打ち上げを見た人「ものすごく興奮しました」「とても興奮したし、うれしい。中国が更に発展することを願っています」
中国南部の海南島から打ち上げられた大型ロケット「長征5号B」。搭載されているのは、宇宙実験施設「夢天」です。宇宙ステーション「天宮」へのドッキングに成功すれば、中国初の有人宇宙ステーションが完成します。天宮は今後10年以上、運営される計画だといいます。
2045年までに世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」を目指す中国。国を挙げての宇宙開発に力を入れています。
習近平国家主席「宇宙ステーションの建設は中国の宇宙開発事業における重要な節目だ」現在、天宮には3人の宇宙飛行士が滞在していますが、今後さらに3人増やし、6人体制で運営に当たる予定です。

一方で…宇宙飛行士 若田光一さん「『きぼう』日本実験棟から、JAXA宇宙飛行士の若田です」現在、若田光一さんが滞在しているISS=国際宇宙ステーション欧米諸国とロシアが協力する国際協調の象徴でもありましたが老朽化が進んでいるほか、ロシアが、ウクライナ問題をめぐるアメリカなどとの対立を理由に2024年以降離脱する方針を表明するなど、存続が危ぶまれています。

一方、アメリカは日本などと共に月面探査から火星探査までを見据えた「アルテミス計画」を進めていますが、これには中国、ロシアは参加していません。宇宙でも地上と同じ対立構造が繰り広げられるのでしょうか。

参考文献・参考資料

「宇宙強国」目指す中国 独自宇宙ステーション「天宮」完成へ (msn.com)

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