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政治講座ⅴ297「焼け石に水の不動産支援基金」

以前、「支那の10¹⁶=京円の借金」と題してブログを掲載した。支那の経済の悪化の原因は、国内要因としては、社会構造的な問題であることと、海外要因としては、米国の機嫌を損ねて、米国市場から潤沢な資金を株式上場で湯水の如く使った企業体質であったことであろう。習近平とオバマ政権の蜜月時代に米国から資金を調達してきたのであるが、トランプ大統領になってから、支那の覇権主義に歯止めをかけるために、5Gの半導体規制や、企業の国内回帰を促した。関税導入と武漢ウイルスによるサプライチェーンの崩壊で経済や企業への打撃となり、消費経済の減速と金融の資金の流れに支障をきたしてきた。不動産不況はマンションの廃墟(鬼城)と言う形であらわれ、10年前からすでに囁かれていた。それが、とうとう首の回らない所まで追い詰められてきたのである。投資用不動産・マンションが儲かるという幻想を植え付け、共産党幹部も率先して煽ったところがある。1990年代の日本の不動産バブル崩壊を他山の石とするべきところを何たるざまであろうか。今回は不動産の支援基金について論ずる。

        皇紀2682年7月29日
        さいたま市桜区
        政治研究者 田村 司

はじめに

以前掲載した「支那シリーズ」を最初に「さらり」とお読み下さい。

政治講座ⅴ255「沈む行く支那船から逃げ出せ」|tsukasa_tamura|note

政治(金融)講座ⅴ281「氷山の一角、支那の銀行取付騒ぎ」|tsukasa_tamura|note

政治(金融)講座ⅴ272「まただ!支那は国内の不動産債務はデフォルトし、一帯一路の債権も焦げ付き、金融は火の車」|tsukasa_tamura|note

政治講座v136「支那の経済破綻(嘘と略奪)に備えろ」|tsukasa_tamura|note
政治講座v141「支那の10¹⁶=京円の借金」|tsukasa_tamura|note

政治講座v78「『剛性兌付』神話崩壊、 紫光集団破綻、海航集団破綻、恒大集団(Evergrande)倒産騒動は?」副題 支那の徳政令となるか?|tsukasa_tamura|note

政治講座ⅴ50「支那の経済破綻懸念」|tsukasa_tamura|note

政治講座v132「疫病と砂上の楼閣の支那の運命」|tsukasa_tamura|note

政治講座v91「浮財(中共幹部の蓄積資産)・新中国連邦宣言」|tsukasa_tamura|note

やばいよ!やばいよ! 支那のプロパガンダに乗って、支那に投資や進出したら、「ババ抜き」Old Maidのジョーカーを引くことになる。君子危うきに近寄らずである。


中国、デベロッパー支援基金の設立検討 最大440億ドル=報道・・・60兆円の基金


2022/07/25 12:32

© Reuters/ALY SONG 中国、デベロッパー支援基金の設立検討
 最大440億ドル=報道


[香港 25日 ロイター] - 中国は最大3000億元(443億9000万ドル)規模の不動産基金を設立し、経営難に陥っている中国恒大集団など不動産デベロッパー十数社を支援する計画。金融情報サービスのREDDが25日、関係筋の話として報じた。
同基金は中国建設銀行から500億元中国人民銀行(中央銀行)から300億元の再貸出枠を確保した。基金の規模は2000億─3000億元まで拡大することが可能という。基金の支援対象とするデベロッパー規制当局と地方政府が選定する。基金デベロッパーが発行した金融商品を購入できるほか、国がデベロッパーのプロジェクトを買収する際に資金を融資できる。当局はスラム街の再開発に向けた特別債発行について国家的な政策を検討しているという。
中国の不動産の大手、恒大集団の総額1.96兆元(約33兆円)にのぼる巨額債務問題は国内外の注目を集めている

中国からの「資金流出」がここへきて急増中…! 「バブル崩壊」のヤバすぎる実態

真壁 昭夫 2022/07/25 05:00

バブル崩壊の痛み

足元で、中国の不動産市況の厳しさが高まっている。購入者が未完成住宅のローン返済を拒否する動きが広がっている。懸念されるのは、不動産バブル崩壊の後始末の拡大だ。それは、中国経済にかなりの痛みを強いる。不動産への投資に依存した経済運営は行き詰まった。今後、不動産バブル崩壊の負の影響が深刻化する。

© 〔PHOTO〕Gettyimages 〔PHOTO〕Gettyimages

いずれ中国はバランスシート調整と不良債権処理という後始末を余儀なくされる。問題は、今のところ共産党政権が大手不動産デベロッパーなどに公的資本を注入できていないことだ。1990年代のわが国が経験したように中国のバブル崩壊の後始末はかなり深刻になるだろう。それによって中国の景気後退リスクが高まる。当面、共産党政権はインフラ投資などを積み増す。しかし、主要な経済対策の一つである高速鉄道計画は、ほとんどが赤字だ。
資本の効率性が低下する中で過剰な投資を繰り返せば、債務問題の深刻化は避けられない。それによって、個人や企業のマインドは冷え込む。中国は世界経済の足をより強く引っ張るだろう。

ローン返済を拒み始めた住宅購入者

中国の不動産市場の悪化懸念が急上昇している。具体的な懸念の一つとして、購入した住宅の建設が完了しない住宅価格がさらに下落してローンの返済負担が増すという不安を持つ人も増えているだろう。その結果、命の次に大切なお金を守るためにローンの返済を拒む人が急速に増えている。その根底には、共産党政権の経済政策がある。リーマンショック後、共産党政権は4兆元(当時の邦貨換算額で約56兆円)の経済対策を発動した。地方政府は不動産デベロッパーに土地利用権を売却した。それによって財政を運営し、インフラ投資などを急増させた。雇用が生み出され、2010年代の半ばごろまで中国は高度経済成長期を維持した。不動産などの投資によってGDPをかさ上げしたのだ。しかし、資産の価格がいつまでも上昇し続けることはない。2022年秋の党大会で習近平国家主席は3期続投を実現しようとしている。党大会前に不動産価格が急落することは避けなければならなかった。2020年8月に習政権は不動産バブル鎮静化(バブルつぶし)として不動産融資規制の“3つのレッドライン”を実施した。中国恒大集団(エバーグランデ)などの不動産デベロッパーの融資は絞られ、不動産市況が急速に悪化した。共産党政権は2年あればバブルを鎮静化させることができると考えただろう。しかし、バブル崩壊は想定以上に深刻だ。不動産デベロッパーの経営体力は低下が止まらない。ゼロコロナ政策が建設工事を中断させている。輪をかけるようにして不動産市況は悪化している。このままでは住む場所が出に入らず、借金だけが残ると先行き不安を急速に高める人は増えた。こうしてローン返済拒否が急増していると考えられる。

拡大不動産バブル崩壊の後始末

その結果、不動産バブル崩壊の後始末が拡大している。4~6月期、中国経済は失速した。実質GDP成長率は前期比でマイナスの2.6%だった。日米同様に前期比年率の成長率を計算すると10.0%のマイナス成長だ。2四半期続けて実質GDP成長率がマイナスに落ち込む景気後退のリスクは急激に高まっている。不良債権処理などを進めることは一段と難しくなる。今後、不動産市況はさらに悪化する。デベロッパー向けの融資を増やすよう共産党政権は銀行に指示した。しかし、建設の遅れ、住宅ローン回収遅延が信用リスクを急上昇させる。銀行の資金繰りはひっ迫するだろう。すでに発生しているように、預金を引き出そうとする消費者は増える。連鎖反応のように中国の金融システムの不安定感は高まりやすい。そうした展開を懸念して、中国本土から逃避する資金が急増している。共産党政権は資金流出の食い止めに必死だ。その裏返しに外貨準備が急減している。それが中国による米国債保有残高減少の一つの要因になっているだろう。しかし、中国共産党といえど、世界の金融市場のダイナミズムをコントロールすることは難しい人民元はじり安基調だ。資金流出は増加する。それが、人々の先行き不安を掻き立てる。国内では住宅価格が下落する。債務問題は深刻化する。高速鉄道や道路などインフラ投資の積み増しによって景気下支えを目指すことは一段と難しくなる。¥¥ゼロコロナ政策貿易活動や物流を停滞させる。失業率は上昇して所得環境の悪化は避けられないだろう。その結果として個人消費がさらに減少する。中国不動産バブル崩壊の後始末の拡大は避けられない。

中国、不動産バブル懸念 民間債務かつての日本超す

2021年9月27日 2:00 

中空麻奈さん他3名の投稿

【北京=川手伊織】中国恒大集団の過剰債務問題をきっかけに、中国の不動産バブルへの懸念が高まっている。格差是正を掲げる習近平(シー・ジンピン)指導部にとって不動産価格の高騰を容認しにくくなっているためだ。経済規模に対する民間債務比率などの指標はバブル期の日本を超えており、軟着陸は容易ではない。対応次第では、中国経済が低迷期に入る可能性がある。

My  Opinion.

魏呉蜀の三国時代前からの支那の王朝時代の盛者必衰を見て来た。支那大陸を舞台に繰り広げられた各民族の興亡を俯瞰すると今のCCPは絶頂期をすぎて、責任のなすり合いの内部抗争が勃発して分裂する運命にあると予想される。反日国家の滅亡である。皆様は歴史の生き証人である。歴史の一齣を垣間見て子々孫々まで語り伝える必要がある。そして、神武天皇から続く皇紀2682年の伝統の重みも語り伝えたいものである。   どんとはらい!

参考文献・参考資料

中国、デベロッパー支援基金の設立検討 最大440億ドル=報道 (msn.com)

【現地レポート】中国・恒大集団の債務問題と中国不動産市場の足下の状況について | 一般財団法人 日本不動産研究所 (reinet.or.jp)

中国からの「資金流出」がここへきて急増中…! 「バブル崩壊」のヤバすぎる実態 (msn.com)

中国、不動産バブル懸念 民間債務かつての日本超す: 日本経済新聞 (nikkei.com)

中国の先行き不透明感は「有害」、欧州企業が警戒感強め (msn.com)

中国、急増する「国営企業」デフォルト…背景に見える〈意識の変化〉にはなお時間がかかるか? - ライブドアニュース (livedoor.com)

中国の財政収支の推移 - 世界経済のネタ帳 (ecodb.net)

政治講座ⅴ255「沈む行く支那船から逃げ出せ」|tsukasa_tamura|note

政治(金融)講座ⅴ281「氷山の一角、支那の銀行取付騒ぎ」|tsukasa_tamura|note

預金引き出せず1000人抗議=白シャツ集団が排除、多数負傷―中国河南省 (msn.com)

中国で起きている銀行取付騒ぎが地方から都市部へと拡大? | 新時代の夜明け前に2、アセンション旅立ちの日 (newage3.net)

河南省鄭州の人民銀行鄭州支店  マフィアと組んで地方銀行、6000億円が消えていた - パルデンの会 (hatenablog.com)

中国の銀行アプリで預金が投資商品に突然切り替わる 抗議活動で負傷者も - ライブドアニュース (livedoor.com)

【独自】「金返せ」預金凍結めぐり抗議活動 預金者を尾行…警察が強制排除 中国 (msn.com)

中国の預金凍結への抗議デモ、白シャツ集団が強制排除 | The Wall Street Journal発 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

政治(金融)講座ⅴ272「まただ!支那は国内の不動産債務はデフォルトし、一帯一路の債権も焦げ付き、金融は火の車」|tsukasa_tamura|note
中華人民共和国 - Wikipedia

中国の不動産大手「世茂集団」がデフォルト…創業者は富豪ランキング上位も経験 (msn.com)

焦点:新興国の債務軽減交渉、債権大国の中国が協力せず (msn.com)

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政治講座v78「『剛性兌付』神話崩壊、 紫光集団破綻、海航集団破綻、恒大集団(Evergrande)倒産騒動は?」副題 支那の徳政令となるか?|tsukasa_tamura|note

政治講座ⅴ50「支那の経済破綻懸念」|tsukasa_tamura|note

政治講座v132「疫病と砂上の楼閣の支那の運命」|tsukasa_tamura|note

政治講座v91「浮財(中共幹部の蓄積資産)・新中国連邦宣言」|tsukasa_tamura|note

中国経済新聞に学ぶ~恒大集団の破綻危機が意味するもの|NetIB-News (data-max.co.jp)

ババ抜き - Wikipedia

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