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政治講座ⅴ1246「理不尽なロシア、核兵器の保守管理が出来ているのか疑問」

  勝手に他国を侵略して、負けそうなら核兵器を使うなどと恫喝する理不尽な我儘なロシアの発言である。ロシアは存在自体が「悪」であることが伺える。最終兵器の「核」に言及して恫喝せざるを得ないのは、通常兵器戦で負けることを自覚したからであろうか。それだけ、ロシアは劣勢であると考えられる。しかも、失敗率60%のミサイル兵器での攻撃では負けるのは当然であろう。今回は核兵器の劣化と保守管理の必要性を述べる。もしロシアの保守管理が不適切ならば不発の核兵器となるであろう。ロシアは財政難から核兵器の保守管理が出来ていないのであると勘ぐる。以前汚い爆弾を使用する云々とウクライナのことを言っていたが、核兵器の不発弾(汚い爆弾)のことを言っていたのではないだろうかと勘ぐるのである。つまり、ロシアの核兵器は保守管理がなされずに不発核兵器(汚い核兵器)となるのであろう。

     皇紀2683年8月2日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

次の表は核弾頭数の表である。

国名  直近の核実験  核実験の合計 回数推定核弾頭数
米国   1992年    1054回     7650発
ロシア  1990年     715回     8420発
英国   1991年      45回     225発
フランス 1996年     210回     300発
中国   1996年     45回      240発
インド  1998年      6回    80~100発
パキスタン1998年      6回    90~110発
北朝鮮  2013年      3回     10発未満


水素爆弾では核爆発が【3回】も起こる!

まず原爆を核分裂で爆発させ、高温にすることで重水素とリチウムの核融合を促す。

  1. *ちなみに図中のプルトニウム239点火源の原爆から照射される中性子線で核分裂を起こし、           重水素化リチウムを内側から外側の方向に高圧で圧縮し、核融合を容易にさせる役割があります。

  1. 重水素とリチウムの核融合起因の爆発で2回目の核爆発が生じる。

  2. 2.により発生した高速中性子が外殻を覆うウラン238に衝突し、これが核分裂起因の爆発を引き起こす。これにより3回目の核爆発が起こる。

プルトニウム239は半減期が2万4千年と長く、千年ぐらいは全く劣化の問題はないだろうと思うのは素人考えであって、実は劣化は意外と早く起こり、数十年で使いものにならなくなるようだ。

核兵器があるから万全ではない。保守・整備が必要である。
ウランにしてもプルトニウムにしても、核分裂を起こすためには瞬間的に臨界状態を作り出さなければならない。
瞬間的に臨界状態を作り出す火薬が必要である。それ以外にも水爆では重水素・リチウムを起爆として使うがこれが数年で劣化する。
そしてその火薬を起爆を使い原爆は材料によっては数年で劣化していく。
火薬以外にも放射性物質(ウラン・プルトニウム)は放射線を出したり、劣化(自然崩壊)を起こし、その崩壊スピードは同位体には確率的な半減期がある。核種の自発核分裂も起こるなど、半減期が示すように性能が劣化していくのである。保有している兵器の保守管理が必要である。

われわれが想像する以上に、プルトニウムは不安定で劣化しやすい物質のようだ。

兵器級プルトニウムの寿命は、50年、いや100年だと諸説があるようだが、まさか爆発させて確かめるわけにもいかない
高い信頼性を維持するためには、早めに10-20年ごとに新しいものに交換することが必要だろう。当然、交換した劣化プルトニウムの処理の問題も生じる。起爆に使われる重水素とリチウムの劣化も早いようである。


弾はどんな構造でどうやって発射されるのか?

弾丸メーカーが推奨する使用期限は10年になる。国や環境によって異なるが、だいたい、10~20年を経ると処分される。
火薬の劣化は5年と言われているので弾丸の不発弾は起こり得るのである。

メドベージェフ氏 ウクライナの反転攻勢成功なら「核兵器を使用せざるを得ない」

テレ朝news によるストーリー • 昨日 19:29

メドベージェフ氏 ウクライナの反転攻勢成功なら「核兵器を使用せざるを得ない」© テレビ朝日

 ウクライナによる反転攻勢が続くなか、ロシアのメドベージェフ前大統領が核兵器を使用せざるを得ないなどと述べ、西側諸国を威嚇しました。

 メドベージェフ前大統領は30日、NATO(北大西洋条約機構)の支援を受けたウクライナがロシアの土地の一部を占領する場合、「ロシアは核兵器の使用せざるを得ない」「他の方法はない」とSNSに投稿しました。

 ロシアは2020年の大統領令で、核兵器の使用条件として、敵の侵略により国家の存続が脅威にさらされる場合などを挙げています。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、「戦争は次第にロシアの領土に戻りつつある」と述べ、ロシア国内への攻撃が増えると示唆しました。

 ロシア国防省によりますと、30日にはロシアが実効支配するクリミア半島や首都モスクワ中心部にもドローン攻撃がありました。

「国土の一部奪われたら核兵器使う」 ロシア・メドベージェフ前大統領、SNSで明言

FNNプライムオンライン によるストーリー • 6 時間前

「国土の一部奪われたら核兵器使う」 ロシア・メドベージェフ前大統領、SNSで明言© FNNプライムオンライン

ロシアの前大統領が、ウクライナの反転攻勢で国土の一部が奪われた場合、核兵器を使うと述べた。

ロシアの前大統領で、安全保障会議のメドベージェフ副議長は30日、自身のSNSで「NATO(北大西洋条約機構)の支援を受けたウクライナの反転攻勢が成功し、国土の一部が奪われたなら、核兵器を使わなければならない。それ以外に道はない」と、核兵器の使用について明言した。

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そして、「敵は、われわれの戦士たちに祈るべきだ。彼らは、世界の核の炎が燃え上がるのを許さない」と皮肉り、ロシア軍がウクライナの反転攻勢を食い止めると指摘している。

メドベージェフ氏は、自身のSNSで、たびたび核兵器使用に言及し、ウクライナや国際社会に、揺さぶりをかけ、威嚇している。

ロシア国内への攻撃を活発化 ウクライナ軍、いまだ侵略の「正当性」信じる国民にメッセージで警告も

43 分前

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領率いるウクライナが、ロシア国内への攻撃を活発化させている。ロシアでは、ウラジーミル・プーチン政権によるウクライナ侵略の「正当化」を信じる国民も多いとされるなか、ウクライナ当局は、ロシア国民に対するメッセージも発信している。

「モスクワを含むロシアでは常に何かが飛んでおり、これまで戦争と無関係だった人々に関わってきている」

ウクライナ空軍のユーリー・イグナット報道官は7月30日、こう述べ、ロシア国民に対して無人機(ドローン)攻撃増加の可能性を警告した。

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ゼレンスキー氏も同日、ビデオ演説で「徐々に戦争はロシアの中心地と軍事基地に戻りつつある。不可避で自然な、まったく公平なプロセスだ」と述べ、ロシア国内への攻撃が今後増えることを示唆した。

英BBCは同月31日、ゼレンスキー氏の演説について、ウクライナ特派員の分析を紹介。「ロシア国民の多くは、自国のウクライナ侵攻は正当で、正義は自分たちの側にあると考えているようだ」として、ロシア国内で起きている爆破とウクライナ侵攻との関連性を認識すれば、「ウクライナ侵攻の正当化について、ロシア国内で世論に影響が出る可能性がある」と伝えた。


参考文献・参考資料

メドベージェフ氏 ウクライナの反転攻勢成功なら「核兵器を使用せざるを得ない」 (msn.com)

「国土の一部奪われたら核兵器使う」 ロシア・メドベージェフ前大統領、SNSで明言 (msn.com)

ロシア国内への攻撃を活発化 ウクライナ軍、いまだ侵略の「正当性」信じる国民にメッセージで警告も (msn.com)

政治講座v182「ロシアの兵器の正確さと核兵器の老朽化:不発弾化(ウランや火薬の劣化)ロシアの核兵器は無用の長物か」|tsukasa_tamura (note.com)

弾薬の構造:銃弾はどんな構造でどうやって発射されるのか? (hb-plaza.com)

【分かりやすく解説】水素爆弾の壮絶な仕組みと威力&原子爆弾との違い | シュビッツのblog (syubits.com)

水素爆弾 - Wikipedia

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