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政治講座ⅴ1168「開いた口が塞がらない!反省も、改善も見られないロシアの暴言」

ロシアのドーピング違反の反省も改善の兆しが見られない。
他国を武力侵攻する悪行をするなど、平和の祭典のオリンピックの精神に反する。参加することに意義あるオリンピックに戦車で行くなど許されない冗談である。今回はその報道記事を紹介する。

     皇紀2683年6月20日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

ロシアレスリング連盟会長が来年の五輪出場を巡り暴言「我々は戦車でパリに行く」

東スポWEB によるストーリー • 4 時間前

ロシアレスリング連盟会長のミハイル・マミアシビリ氏(ロイター)© 東スポWEB

ロシアレスリング連盟会長のミハイル・マミアシビリ氏による〝暴言〟が世界に波紋を広げている。同氏はロシアレスリング界のレジェンドで、1988年ソウル五輪の男子グレコローマン82キロ級で金メダルを獲得している。

ロシアメディア「RIAノーボスチ」は「ロシアレスリング連盟会長のミハイル・マミアシビリ氏は、国際オリンピック委員会(IOC)がロシア人に難民の立場で2024年パリ五輪に出場するよう提案した場合、この決定に対する答えはただ一つ、戦車でパリに行くことだと語った」と報道。「2024年の五輪で我々を難民チームとして見たいのなら、我々は戦車でパリに行く必要がある。それ以外の選択肢はない」と同氏のコメントを伝えた。

ロシア選手のパリ五輪出場を巡っては、IOCでは中立の立場で参加を認める案が検討されていた。しかし、この案にはロシアから侵攻を受けたウクライナなどが猛反発。ボイコットも辞さない構えを見せていた。そこで一部の国からは、ロシア選手がウクライナ侵攻に反対の意思を表明した上で「難民選手団」としての参加を認める代替案が浮上していた。

マミアシビリ氏の〝暴言〟にロシア国外も敏感に反応。英メディア「インサイドザゲームズ」は「ロシアレスリング連盟会長、戦車でパリ2024に行くべきと発言」と報じるなど、波紋が広がっている。

「そもそもロシア選手を出場禁止にしておけば問題はおきていない!」海外メディアはワリエワのドーピング違反で痛烈批判

2022/2/12(土) 6:30配信

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昨年12月のロシア選手権でのドーピング違反が発覚したワリエワだが公式練習には参加。金メダルが確実されてる15日の女子シングル出場の可否はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に委ねられることになった(写真・ロイター/アフロ)

ドーピングの国際検査機関(ITA)は11日、フィギュアスケート団体で女子シングルSP、FSに出場してロシアオリンピック委員会(ROC)の金メダル獲得に大きく貢献したカミラ・ワリエワ選手(15)が、昨年12月のロシア選手権出場時のドーピング検査で陽性反応を示したと発表した。検出された禁止薬物は「トリメタジジン」。日本では狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の治療に使われる物質でアスリートが使った場合には持久力アップなどに効果があるとされている。  ロシアのアンチ・ドーピング機構は、ワリエワを暫定的に資格停止処分としたが、ワリエワ側の異議申し立てを受け、9日に資格停止処分を解除。ITAは15日の女子シングルSPへの出場は継続できる方針を示したが、国際オリンピック委員会(IOC)と世界アンチドーピング機構(WADA)は、その処分解除を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議を申し立てた。  海外メディアは再びドーピング問題を繰り返したロシアだけでなく、IOCの対応などについての批判を展開した。  ワシントンポスト紙電子版は、「ロシアのドーピング問題がまた起こることは予想できただろうか。IOC以外の全員は(予想できた)。」と見出しをつけて、長きにわたるロシアのドーピング違反に対するIOCの対応を批判した。  ロシアは、2014年のソチ五輪で国家ぐるみでドーピング違反をしてきたことが明らかになっており、国としての五輪参加は禁じられている。しかし、ロシアオリンピック委員会(ROC)として出場を続けていることの不合理さを記事は指摘した。 「五輪でロシアのドーピングスキャンダルがまたしても起きた。なぜならロシアは罪に対して適切な罰を受けなかったからだ。ロシアは2014年のソチ五輪の成功を目指すあまり、国家主導のドーピングシステムを作っていた。この仕組みが暴露されて以降も、ロシア人選手は五輪への出場をひとつも逃していない」  記事は2016年のリオ五輪にさかのぼり、IOCの責任逃れの姿勢を批判した。 「ロシアがドーピングを隠蔽するために、尿のサンプルをすり替えていたことなどの証拠が明らかになっていた。しかし、IOCはロシア選手を五輪から追放せず、今回の事件と同じように、IOCは28の国際連盟に責任を押し付けただけだった」  IOCは、各国際競技団体にロシア選手の出場資格を確認するように求めてお茶を濁していた。

ワリエワ騒動の論点「なぜロシアの選手ばかりドーピング違反が続くのか?」 過去には使用・隠ぺいで“10年間出場停止”の事例も

text by
田村明子Akiko Tamura

「10年間の出場資格停止」の厳しい処分も

 2016年3月にはロシアのアイスダンサー、エカテリーナ・ボブロワが欧州選手権で提出した検体から、その年の1月1日からWADAの禁止物質に加えられたメルドニウムが検出された。ボブロワとパートナーのディミトリ・ソロビエフは2016年3月の世界選手権の出場資格を失った。だがその年の4月にWADAが、メルドニウムの体内に留まる期間のデータ不足を理由に、3月までの検出量が1ミクログラム以下だったアスリートの処分を免除。ボブロワも資格停止を解除され、欧州選手権で手にした銅メダルをはく奪されることもなかった。

 2020年夏にはRUSADA(ロシア反ドーピング機関)が、2017年GPファイナル銀メダリストのマリア・ソツコワに対して、フロセミドの使用およびその事実を隠ぺいしようと試みた容疑に対して、10年間の競技出場資格の停止を宣言。だが実はソツコワはこの年の7月に競技引退宣言を行っており、一見厳しく見える処分も実質上の意味はなかった。

引退後に厳しい処分を受けたソツコワの例もある ©Getty Images

なぜロシアの選手ばかり違反が続くのか?

 故意のものなのか、不注意による過失なのかはわからなくても、やはり疑問なのはドーピング違反にあたる物質が検出されるのはなぜロシアの選手ばかりなのかということだ。簡単に手に入る風邪薬などの一部に禁止物質が含まれているというのは、ほとんどの国のアスリートにとっても同じ条件であるはずだ。

 もともとロシアは2014年ソチオリンピックで組織的なドーピング違反の隠蔽行為があったとの内部告発により、IOCから国家としての参加資格の停止処分を受けた。いわば執行猶予中の立場であり、クリーンなアスリートのみが、個人の資格でROCの代表として参加を許されたはずだった。

団体戦では美しい演技を披露していたワリエワ ©Getty Images

だがロシアは現在でも、ソチオリンピックでの違反行為を認めておらず、政府も国民の大部分も、この糾弾は強国ロシアに対する嫉妬による西側諸国の陰謀と主張している。そもそも間違いを認めていないので、反省も、改善も見られない。

参考文献・参考資料

ロシアレスリング連盟会長が来年の五輪出場を巡り暴言「我々は戦車でパリに行く」 (msn.com)

「そもそもロシア選手を出場禁止にしておけば問題はおきていない!」海外メディアはワリエワのドーピング違反で痛烈批判(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)

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