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リベラルアーツ弱者のトオボエ

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コンテクストデザイン

コンテクストデザイン

いつもなら高速バスに揺られる通勤途中。バスは渋滞で止まっていた。アクアラインのトンネルの中は電波も弱く、スマートホンも使えず手持ち無沙汰になった。今日はバッグに「コンテクストデザイン」が入っていることを思い出した。

コンテクストデザインとは、渡邉康太郎さんの本であり、渡邉康太郎さんの社会へのあり方に対するささやかな願いが込められている素晴らしい本。

しばらく本を全く読めていなかった私は、ちょう

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食と民主主義 #D2021

食と民主主義 #D2021

#D2021 企画 Dialogue vol.2 食と民主主義を考える
2020年8月22日にライブ配信された、未来に向けた対話

今回も、前回と同じメンバー。前回は「ごみ」という無関心になりがちなテーマから、今回は「食」という関心が高いテーマへと変えて、これからの生き方を探る。

前回の記事はこちらから

出演者後藤正文(ミュージシャン/ASIAN KUNG-FU GENERATION)
斎藤幸

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ごみと資本主義 #D2021

ごみと資本主義 #D2021

それでは、今回からD2021の対話の内容に触れていきたい。前回で提示したように、自分が何を学びたいのか、また、何のために学びたいのかを意識して、この対話に耳を傾けていた。しかし、このnoteを書きながら、自分が学びたいものが変わってきたため、目的のステートメントを少し変えてみたい。

資本主義の形が変わろうとしているのは疑いようがない
では、どのように資本主義を変えることが、現実的なのかについて学

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2021年の対話

2021年の対話

人新世の「資本論」を読みながら、もろもろ調べている中で、著書の斎藤幸平さんが参加されているD2021という対談の動画に出会った。何か使命感を感じた。この動画から何かを学ばなければならない。そうして、全シリーズの対談を視聴して、学んで得たものを、noteに記したいと思った。

学びの心得まず、はじめに意識したいことがある。何かを学びたいと思う気持ちは大事だが、もっと大事なものがある。それは、何を学び

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レール

レール

時代に敷かれたレールの上を、親が用意してくれたトロッコに乗って、気が付けば大人になりました。いつからか、トロッコがガタガタ大きく揺れながら進むようになり、よく見たらレールがないことに気がつきました。

いつからなくなったのか

周りを見渡せば、同じようにトロッコに揺られてる人たちが多いことに気が付きました。レールを失ってトロッコに揺られる人たちの顔にはどこか迷いの表情があるように見えました。

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