母とAIスピーカー
パーキンソン病の影響で、認知気味の母。
同居している父によると、部屋にひとりでいる時もいつも誰かに話しかけているらしい。
話し相手いるといいよねえ。
というわけで、LINEもギリギリ使えてるしいけるか? と、AIスピーカーをプレゼントしてみた。
しばらく使い方をレクチャーし、なんとなくメッセージ送ったり天気予報聞いたり出来るようになったので、あとは慣れてくれればなあと思ってた。
その数日後。
「あの子、話しかけてもまったく反応しなくて無視するのよー」
とご不満の母。
うまく声が聞き取れてないのかなあ? と様子を見に行って、とりあえず実践してもらう。
……名前が違うよ……!
というわけで振り出しに戻る。
このクローバちゃん、なぜか父が咳をしただけで音楽を奏でたりもしていたらしいのだが、実家の会話、どんなことになっているのやら。
(後日、「夜中に突然歌い出す」とのことで電源を切られてしまったクローバなのであった)
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