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塩梅だよ塩梅

福祉施設などにおいて
自己の判断は非常に大切です

それは「時と場合」であり
その時の「塩梅」「案配」である

それを
事細かく質問してくる職員は
どこにでもいる

例えば
「トイレのコールが同時にあった場合
どの利用者さまから対応すれば
いいですか?」

「食事が終わっている方が数名いますが
口腔ケアの順番はどうしたらいいですか?」

「声を掛けられましたが、
誰を対応すればいいですか?」
 
「○○さんと△△さんが呼んでいます。どちらの方を対応すればいいですか?」

□これらはどれも優先順位の付け方がわからないパターン


次は
「今は何をすればいいですか?」
「これからどうしたらいいですか?」
「何を準備すればいいですか?」
「私はどこにいればいいですか?」

□単純に自分が今どのような状況に
置かれているのかわからないパターン

答えから言うと
それはその時々であり「塩梅」だ

「決めてもらえないと出来ません」
と言われた事があるが、
まずほぼ不可能だ

何故かと言うと
○○さんと△△さんの場合で言うと、
それぞれが明日には
さらには数十分後には
体調や気持ちなどに変化があるからである

以前から伝えている
「観察する」しかない
今は○○さんが優先でも違ってくるからだ

【そんなの当たり前だ】

私は料理が得意ではないが
なんとなくわかる事はある
それは
「何を何gで何分間どうする」は
目安であり、やはり「塩梅」だからだ

福祉施設の現場は
チームプレーであるわけだが

あまりにも決まりごとが増える時は
「チームが弱体化」している状態だと
判断している
それは「塩梅」が減ってきており
「塩梅」の部分を「決まりごと」で
解決しようとしているからである

「塩梅」を「決まりごと」にすると
実に動きにくい環境になる

判断がいわゆる「法律」の
ようなもので縛られるからだ

そうなると何事も窮屈で
利用されている皆さんも過ごしにくく
そこからは「笑顔が消えていく」

残念な結果になってしまう

チームには
「決めすぎない部分」が必要である
それが「塩梅」だ

「塩梅」は
考える職員を育てる
そこには発想も生まれ
工夫も存在する

料理も仕事も
塩梅だよ塩梅
ある程度自由に
《観察して考えて》支援しよう

今日はこの辺で…
ありがとうございます
※今回も題字は息子です


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