五感を研ぎ澄ます
走ることで、たくさん考えられるようになった。
走ることは、感覚が研ぎ澄まされるような気がして嫌いじゃない。
というか、かなり好きだ。
シンプルな存在になれる気がする。
走ることは、五感を研ぎ澄ますこと。
家にいてばかりで、外を走ることを怠けていると実感する。
自分の感覚が狂っていることに。
バランスが取れなかったり、体をぶつけてしまったり。
いつもだとできるのにな。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、そして直感。
これらは生きる上で重要なもの。
走ることを通じて、五感を研ぎ澄ます。
そして野生の力を取り戻すんだ。
雪道でのランニングだと、五感はより必要な力となる。
特に触覚と直感は大事。
足をついた瞬間に地面の凸凹に気づけるかどうかで選手生命は変わる。
とっさの反応ができるかどうか。
目は前に。
でも聴覚をはじめとする全神経は、後方も斜め後ろも全方位に集中を張っている。
集中している意識はないけど、無意識のうちに集中している体の感覚。
これが感じられると心地いい。
”研ぎ澄ます”というのは、何かを加えるのではなく削ること。
余分なところ、不必要なものを捨てて、
ただそこにいる感覚。
シンプルであれ。
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