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辻タダオの三多摩だより19

さて二度目の「投稿コンテストへの投稿」だ。
#2020年代の未来予想図
ね。

でまず私が言わんとすることの骨格はもう出来ていた。
ほぼ1年1か月前のツイート↓である。

駅名の一般公募があって集計も発表されて、
盛り上げに盛り上げたところで
順位ではベスト20圏外だったのに、
高輪、芝浦、芝浜のベスト3を押しのけて
「高輪ゲートウェイでございます!」発表があり、
かなりの人数がネット上でずっこけて、
おいおいおいと即座にツッコミまくる!
っていうあの日のツイートである。
私もどちらかといえば、
その日のタイムラインの多数派同様、
強い憤り混じりで
ずっこけてツッコんでたのだ。

さて今年2020年の3月14日に仮の状態であっても
駅は駅として開業することになっているので
あの発表でずっこけてツッコミ入れてたにしても
物理的にもうすぐ「高輪ゲートウェイ」で人が乗り降りし始める。

撤回署名運動で47972名分集まったってこともあるし、
心情的にわだかまってる者も少なからずいるであろう、
というこの状況で「高輪ゲートウェイ系」音楽というトレンドが
生れるのか否か、生まれたとしてどんなものになるのか、
ということを考え予想するのはどうなのよってのもあるが
それでもあえてそれに挑むのは
分断と対立を乗り越える視座を提供したいという
人類救済思想からくるものである、とお考えいただく他はない。

尚、私は「署名しなかった」のであるが、
その理由は「三多摩住まい」でやや当事者性を欠いていた
というところ。
ゆっても高輪近辺に用事ないし、
みたいな。
ただやはり検証記事をいろいろ読んで
「路線図書き換えるの面倒問題」とか
諸々知るにつけこれはゆゆしき問題ではないか、と、
後から知るしまつ。
己の不明を恥じるのみである。

さて自分がツイートした時は、
「高輪ゲートウェイ系」音楽などという
新たな潮流が生まれるなんてことは
「ない」という前提であった。
何しろ「渋谷系」の流行が終わって以降、
とりたてて「系」うんぬんかんぬん二十年ほど
ほぼ無かったのに「高輪ゲートウェイ」で
生れるはずもなかろう。
と思ってた。

だがしかし今は違う。
署名運動の栄枯盛衰も見たし、
世論の動向の推移も見たし、
ああ、もう一年前の自分のようにツイッターでふざけて
ウェーイ!とか言ってる場合では無くなってきてて
ガチでトレンドを「作り」に来るんじゃないか!!??
みたいな。

だってもう駅前広場でイベントとかガンガンやるし、
音楽ってことなら泣く子も黙るJ-WAVEも協力してるし、
世界のヒデこと中田さんもいろいろしゃべるみたいだし、
とか予定目白押し状態。

横文字!!??カタカナ!!??
てやんでい!べらぼうめ!ちくしょうめ!
という層の者にとっては
どんどん外堀埋められてる感じではないか。

そっちがその気なら
こっちはゲートウェイからウォークアウェイだってんだ
こんにゃろめ!
とでも言うしかない状況。

といったことで
いま何気なく言った
というより
端からこれが言いたくてしかたなかった
「ゲートウェイからウォークアウェイ」。
これね。これですよ。
もうこの境地でいくしかないと思う。

本場アメリカの「ウォークアウェイ」運動は
リベラル思想からの「ウォークアウェイ」なのだが
この高輪問題に関しては
何せ御本尊が「グローバルゲートウェイ」と掲げてるので
こりゃもう「グローバルゲート」から
つまりは「グローバリズム」から「ウォークアウェイ」って
ことなわけだ。

「J-POP」という語句の語源ではないかとすら言われてる
FM界の帝王「J-WAVE」がついているので
表の世界で「高輪ゲートウェイ系」音楽が
無理矢理にでも来る可能性は大いにあると思う。
この際私は特段「J-WAVE」様を論難しようとは思わない。
ただ、高輪に関してはウォークアウェイしますよ、と。
まあそうゆうことである。
「あ、その番組はコンセプト違うんで出ません」
ってだけのことである。

分断と対立を乗り越える
とはおおむねそんなことではなかろうか。
「ゲートウェイ系御一行様のご多幸をお祈り」しつつ、
我々下々の者は別口で楽しみますんで、
みたいなね。

そして「裏高輪ゲートウェイ系」ってのが湧き起る。
そんな名前は長すぎるし、
カタカナ入りっぱなしじゃしゃらくせえ
ってんでこっちは「芝浜」系だな。
反対派の精神的支柱志らく師匠への敬愛の念を込めて。

芝浜系音楽とはどんなものか
ってえと寄席の出囃子テイストが基本。
それをベースに
表のゲートウェイ系音楽に対して
「ばかもんこっちが本物の和物風味じゃ」
つって対抗してゆくのだ。

表のゲートウェイ系がどんなか?
だが、まあ和洋折衷のエスニック風味だろう。
グローバルが売りなんだから必然的にそうなる。

それに対して出囃子テイストで真っ向勝負でゆくのだ。

出囃子って速くもなく遅くもない
丁度いい感じのBPMではないか。
勝てるんじゃないだろうか。

あ、そうそうそう
分断と対立を乗り越えるんで勝ち負けじゃないっすね。

てことで
2020年代高輪近辺では
和洋折衷の新機軸音楽と
出囃子テイストの新機軸音楽が
それぞれ「系」を名乗って売り上げや集客を
「切磋琢磨」して延々と競い合うことになる、
ってな大変に明るい未来が訪れるのではないか、
というお話でした。


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