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20240520 イラストエッセイ「私家版パンセ」 0004 ルーティン(習慣)の力 人は変わることができる

 日本の哲学者、森有正先生が言いました。
 「真に人間の営みを偉大にするのはルーティンである。」

 人は変わることが出来ないといいます。
 でもぼくは、以下のような条件なら、変わることはできると思います。
 まず、変わりたいと願うこと。
 次に変わるための努力を継続すること。
 そして努力がもはや努力ではなく、習慣となった時に、人は変わることができると思います。

 学生時代はレポートの締め切り間際に徹夜なんかして、火事場の馬鹿力みたいにして勉強しましたよね。
 大人になると、そういう勉強のやり方は出来なくなります。
 その代わり、一日一時間のルーティンを十年続ける、そんなやりかたに変えなければなりません。
 でも偉大な仕事って、こういう風にしか達成されえないのだなあ。

 何をルーティンにするか、どのような習慣を持っているかでその人の人生が決まる、と言っても過言ではないと思うのです。


森有正先生とシャルトルの大聖堂




私家版パンセとは

 ぼくは5年間のサラリーマン生活と、30年間の教師生活を送りました。
 その30年間、子供たちが元気になれるような言葉はないかなと考え続けて来ました。
 そんな風にして考えた小さな思考の断片をご紹介します。
 これらの言葉がほんの少しでも誰かの力になれたら幸いです。

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