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面白い人体の仕組みと働き「食道〜胃」

今回は食道から胃にかけての解説の記事になっています

前回は口腔編を書いたのでそちらをまだ見ていない人は読んでいただくとよりいっそう今回の記事も楽しめると思いますので参考にしてみてください

今回の記事でわかること

・食道の働きがわかる

・胃の働きがわかる

・胃と食道のトラブルについてわかる

以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください

食道は蠕動運動(ぜんどううんどう)で胃に食べ物をスムーズに運ぶ

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食道は口腔と胃を結ぶ筋肉の管であり、食べ物の通り道です

大きさは直径約1.5〜2㎝

長さは約20〜30㎝

通常、食道の間は潰れていて、食べ物が通るときだけ大きく広がります

管の壁は輪状筋と縦走筋などの多層構造の筋肉で覆われています

次の部分が収縮するという波のような動きをしながら、食物を下へ下へと運んでいきます

これが蠕動運動です

この運動のおかげで横になったり逆立ちをしながら何かを食べても、食物はきちんと胃に運ばれていきます

食物を飲み下す嚥下反射のとき、食道の入り口についた喉頭蓋によって気管の入り口が閉まる仕組みになっています

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これにより食物が気管に入る事を防いでいます

もし何かの拍子に喉頭蓋が塞がらないうちに食物を飲み込んでしまうと、むせることになります

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出典「ドラゴンボール」鳥山明

また、構造的に、食道の入り口、気管分岐部、横隔膜を貫いている部分の3箇所がくびれて細くなっています

そのため、きちんと食物を噛まずに飲み込むとつまることがあります

よく噛んでいるのに食物が詰まったり、いつも同じところで食物が詰まって違和感がある人は注意が必要です

食道は、熱い食物や強いアルコール飲料、タバコなどの刺激物でダメージを受けやすい器官です

これらを多く好む人は、咽頭癌や食道癌を発症する頻度が高いといわれています

24時間ずっと蠕動運動と胃液の分泌で消化しまくる

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胃の形はみんなよく知っている、袋状の消化器官です

成人の場合、約1.5ℓの水や食べ物を入れることができます

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これで1.5ℓ・・・

出典「バキ」板垣恵介

主な役割は、食物と胃液と混ぜ合わせ、かくはんして十二指腸の消化・吸収に備えることです

食物杯の入り口である噴門部から入り、約2〜4時間は胃にとどまり、その後に出口である幽門部から十二指腸へ蠕動運動によって運ばれます

胃は24時間、絶え間なく蠕動運動を繰り返しています

そのため、縦走筋、輪走筋、斜走筋の3構造で覆われています

これらの筋肉が、縦、横、斜めに収縮・弛緩を繰り返すことで食物は胃液と混ざり、ドロドロの状態になります

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出典「グラップラー刃牙」板垣恵介

胃液杯の粘膜状のない壁にある無数の分泌腺から分泌され、その量は一回の食事で約500mlにもなります

この中にはタンパク質を分解するペプシノーゲンや胃酸などが入っています

ペプシノーゲンは胃酸によってペプシンという消化酵素に変化してタンパク質を分解します

ちなみにペプシコーラのペプシはこのペプシノーゲンからきているとかいないとか・・・

胃酸に含まれる塩酸は、皮膚がただれてしまうほど強いpH2の状態です

しかし、胃の中には塩酸に対抗できる強い粘膜が存在していて胃壁を保護するため、胃は消化されずに食物だけを消化できます

また、胃液は常に分泌されているわけではなく、食物外に入ってくることによりホルモンの刺激を受けて分泌します

胃の運動や胃液の分泌は、自律神経に大きく関係しています

もともと胃は、食物を消化する胃酸やペプシンなどと粘膜の、絶妙なバランスによって保たれています

ストレスや緊張、その他薬やタバコ、アルコール、ピロリ菌感染などが原因でこれらのバランスが崩れると、胃潰瘍になることがあるので注意です

粘液のバリアが弱くなり、その部分の上皮が胃酸などによって消化されて傷ついてしまうからです

胃の中のバランスが崩れるのは危険

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出典「ドラゴンボール」鳥山明

前述の通り、胃は食物を溶かすための胃酸やペプシンという蛋白質分解酵素と粘膜の、絶妙なバランスを保っています

しかしこの均衡が破られて炎症を起こすと、胃炎、胃の壁が浅く削られるびらん、深く削られると潰瘍になってしまいます

さらにひどい状態になると穴が空くこともあります

バランスが崩れる原因は、ストレスやピロリ菌感染、アルコールやタバコなどがあります

特に強い酸のある胃の中でも生きていられるピロリ菌はさっさと検査をして潰しておきたい胃のトラブルの一つです

※ヘリコバクターピロリとは・・・ピロリ菌と呼ばれ、胃の粘膜に潜む最近です。ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜が傷つけられ、炎症を起こします。長くピロリ菌に感染していると、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、最悪胃がんなどを引き起こす可能性がある。筆者を以前苦しめた憎いヤツ♪

また、普通は胃から食道へ胃液や食物が逆流しないように噴門括約筋が働いているのですが、締まりが悪くなり胃液が逆流すると食道の壁を刺激して胸焼けを起こします

これが繰り返し起こると・・・食道に炎症や潰瘍ができる「逆流性食道炎」の出来上がりです

その他、激しい嘔吐などが起こると、胃酸が体から出てしまい、体の状態がアルカリ性に傾きます

そんな時は電解質の入った水分補給が必要となります

お酒を飲みすぎて吐いた時は、水もいいですがポカリやアクエリをゆっくり飲んだ方が回復が早いかもしれませんね

ちなみにお腹が鳴る原因は・・・胃の中にある空気です。食事の際、無意識のうちに飲み込んだ空気外にとどめられ、食べ物の消化が終わると、幽門から十二指腸の方へ空気が押し出されます。この時に「ぐー」という音が鳴るので、決してお腹が空いている証拠というわけではない。

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出典「ドラゴンボール」鳥山明

まとめ

胃は24時間蠕動運動を行なって食物の消化を担う器官である

胃の中は胃酸やペプシンというタンパク質分解酵素と粘膜が絶妙なバランスで環境を保っている

バランスが崩れると、胃炎、びらん、潰瘍、胃がん、穴が空くなどのトラブルの原因になる

バランスが崩れる原因は、ストレスやピロリ菌、飲酒、タバコなどがある

噴門括約筋がゆるくなると逆流性食道炎になる

激しい嘔吐をした時は電解質の入った水分補給が必要

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

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