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恋愛の失敗談。ミスタイプが原因?

【2023年7月24日 編集済み】心理機能についての説明を一部修正。

これは、ミスタイプで終わったかもしれない恋愛関係の話。
前回もどうぞ。

当時は、「浮気していいよ、それでもそばに居てほしいから」とか言っていた。
今思えば、それは自分が一番頼るFe(≒周りと調和する力)を一人に絞ると宣言することで、愛を示そうとしていた。
普段からとても重視している世間の目を切り捨てて、自分の大切な価値観を切り崩してまであなたを愛したい、という狂信者じみた形の愛だったのだ。

それがFi優勢のあの人に響くはずもない。
自分はINFJ。Fe(≒他人の価値観)で自分の行動を決めるのが一番やりがちで、Ni(≒関連性や法則性で出来た現実もどき)に頼ってばかりな人。
相手はINFP。Ne(≒思い浮かぶ可能性)で外の世界と関わるのが一番好きで、Fi(≒自身の価値観)で決定を下しがちな人。
周りの目を気にする必要がないと普段から思っていたあの人は、他人の価値観から来た発想を切り捨てるのが当たり前すぎたのだ。
自分が一番だと思っていた愛の形が、滑稽なことに相手には一文の価値すらなかった。

それで「こっちのことどうでもいい」「冷めたよね」なんて思われても仕方ないか。


確か当時は、
「別れるって言う時が来たらどうするの?」と聞かれて、
「引き止めないよ。〇〇が選んだことなら。でも寂しくはなるんだろうなぁ」といつも答えていた。
相手のことを捻じ曲げてまで付き合いたいとは思えなかったのだ。
たとえ自分の考えや気持ちを否定されても、あなたの決定なら全面的に肯定して信頼する、という相手の安心を願った言葉でもあった。
最後の「寂しくなる」は「冷めてないよ、しっかりとあなたのこと想ってるよ」という、相手の不安を取り除こうとする言葉だった。

やはり相手の価値観を自分のものより優先していた。

でもあの人にとって、それは無関心だからこそ言えること。
思考放棄していて、関係を諦め切っているのと同義だった。
優しさでも気遣いでもなんでもない。


それでも、すぐには破局しなかった。
同じような問答は何度も繰り返された。
筆者自身に秘められている可能性を信じて、本当によく我慢してくれていた……。本当にごめんなさい。ありがとう。

どうしてここまで食い違っても気づかないままだったのか。
どうしてあの人があんなに頑なに、冷めたと思い込んだのか。


理由は、ミスタイプにあると思った。


当時、16タイプの診断でISFP-Tと出ていた。
どうしてそうなったのかはまた別の機会で。
あの人は16Personalitiesの根本的な理論のところは読まずに、MBTIと同じだと信じて、そのまま心理機能の判別に走ったのだろう。
ISFPも相手のINFPも、Fiに頼りがち(≒自分の価値観を判断基準としがち)なタイプ。
Fi優勢同士だと思っていた人が、自分の価値観を重視しないなんてことを言ったら、それは「二人の関係に価値がない」と言われるのも同然。

そりゃあ傷つくよ。

それと同時に、そもそも自分は診断をそんなに信用していなかったのだ。
星占いを使った性格の判別にハマっていて、16タイプで分けきれるはずがないと決めつけていた。
MBTIも含めて16タイプのことは、もっと知ろうとはしなかった。

それが誤解を長引かせた。


ちょっと自分語りしすぎちゃった。
何が言いたいかって言うと、
自己診断テストは常にミスタイプと隣り合わせだってこと。
そして誰に対しても、きちんと見方を理解した上で話し合うこと。
恋人同士だけじゃなくて、家族の間・友だちの間・同僚の間などなど。価値観が噛み合わなくても幸せになる道はあると思うから、

人間の方もちゃんと見てあげて?

みんな、幸せでいてね。