自分に合った学び方
いま『宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる-あなたの知らないあなたの強み』という本を読んでいる。
この本の骨子であるFFS理論とは、人のストレスを感じる事象の分類から、その人の強みや性質を5つの特性とその組み合わせで見抜く、といったもの。
その5つの特性には、先天的な2つの特性と後天的に身につく3つの特性があると記されている。
先天的な特性には拡散性と保全性の2つがある。
その2つの特徴はそれぞれ以下の通り。
この先天的な2つの特性のうち、日本人の60%以上が保全性の特性を持っているという。
本書に載っている簡易的な特性検査を行なってみると、僕も例に漏れず保全性が高かった。
拡散性と保全性では、学び方にも違いがある。
拡散性の人は「まず体験してみること」を重視している。自分が動き、体験し、感じる中で「これは違う」「これはこうなんだ」と学んでいくという。
一方で、保全性の人は「まず体験!」とはならない。それを実行する前にまず「どんなものなのか」という知識・情報収集を先行させる傾向にあるらしい。
それは僕も心あたりがあって、例えば僕は最近「太鼓」に興味がある。
習ってみようかな〜と思って教室の料金や場所、習っている雰囲気などを調べはするものの、まだ実際に「太鼓」を習うには至っていない。
つまりは情報収集はしたものの、行動するには至っていないのだ。
このように保全性持ちの人は、事前情報を調べるだけ調べつくして「結局行動しない」なんてことがあるようだ。
そんな僕のような保全性持ちの人にとって、今後成長するための大切な学び方が載っていたので、ここにメモがわりに載せて起きたいと思う。
僕が参考になった学び方は以下の2つだ。
①専門知識を深める
保全性持ちの人たちは、何か問題に出くわした時、事前に得た知識を元に解決しようとすることが多いらしい。
それ故に日頃から多くの情報を収集するものの、整理できずに逆に頭が混乱してしまいやすい傾向にあるそう。
そこで本書でおすすめしていたのは、ひとまず専門的な知識を深めて体系化していくこと。
今後、役に立つか分からない情報や知識で頭を埋めるよりも、自分の仕事にとって重要な、目の前の誰かの役に立つことを念頭に知識を深める。
保全性持ちの人は、その知識がクライエントや組織の課題解決の役に立つと燃える!という帰属意識が強いので、それが結局は安心感につながるらしい。
②体験を振り返る
体験先行型ではない保全性持ちの人は、どうしても体験を避けがちだ。
だけれども体験を言語化したり、そこから規則性を見つけ出したりすることは得意だ。
だから、事前情報だけを集めて満足するのではなく、次に行動すること。
そして、その行動さえも「知識」を得るためのきっかけづくりと思えば、いくばくか億劫さがなくなる。
このように考えることで、行動まで心理的障壁を少しだけ下げることができるのだという。
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とまあ、まだ途中まで時間読んでないけれど、思い当たることがありすぎて、ひとまずメモとしてnoteを書いた。
本書には今回紹介した2つの特性以外にも、後天的に身につく3つの特性や、それぞれの特性に合わせた関係の作り方や夢の持ち方なんてのも紹介してくれているので、自分の特性ってなんだ?って思う方はぜひ。
今まで読んだ「自己分析」系で一番面白いかも。
それでは続きを読んできまーす!
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