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猫には珍しいかもしれないが、吾輩は閉所恐怖症なのである!!


猫には珍しいかもしれないが、吾輩は閉所恐怖症なのである!!



猫というのは狭い場所が、本来好きなはずなのだが、


吾輩はどういうわけか、どうしても苦手なのである……


というのも、


むかし段ボールに詰められて、心ない飼い主に捨てられたときに、



閉鎖的な空間が、トラウマになったのである……。




なので、ご主人と一緒になるときも、


基本的にご主人の布団には入らずに、


ご主人が布団から出した腕に、アゴを乗せて寝るのである。




ただ、ご主人は酒癖が悪く、酔っ払うと必ず、


「ぼくといっちょに寝たいんでちゅね〜♪ 良い子ちゃんでしゅね〜♫」


と、嫌がる吾輩を抱きかかえて、


すぐに布団のなかに連れ込もうとするのである。


やめろ〜!!!!


頭から布団を被せ、吾輩を羽交い締めにし、


強制的に一緒に寝ようとするのである。


吾輩がどんなに、



「ニャーニャー!!!!」泣き叫ぼうが、



「シャーシャー!!!!!!!」布団のなかで暴れようが、



離せっ!!! この猫でなし!!!!



なかなか離してくれないのである。


しかも、嫌がる吾輩を見て、嬉しそうに笑っているのである。


ヒヒヒっwww (他人の不幸は蜜の味)


悪趣味である!!



ほんとにアレだけは、やめてほしいのである。



人の嫌がることをしてはいけないと、母親に教わらなかったのだろうか?


ご主人の人間性を疑うのである……。





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