吾輩はご主人の妻の、シュシュで遊ぶのである。
吾輩はご主人の妻の、シュシュで遊ぶのである。
ご主人の妻のシュシュは、吾輩のイイ遊び道具なのである。
そして、吾輩の遊び道具に認定されたオモチャは、
吾輩のイキな計らいで、漏れなく、水風呂に浸けてあげるのである。
吾輩は優しいのである。
ただ、ご主人の妻には、せっかくの吾輩の厚意も、
余計なお節介だったようで、
「あーーーー!!!! またやってる!!!」
と、すごい剣幕で叱ってくるのである。
吾輩のおもてなしをわからないとは寂しい人間なのである。
ただ、吾輩をどれだけ叱っても、
右の耳から入って、左の耳から抜けていくだけなのである……。
猫の耳に念仏とはこのことである。
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