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【新生活】一人暮らしをして良かったこと3選

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

地元の名古屋を離れ一人暮らしを始めてから早10年目に突入しました。
新入生と思しき子たちが親御さんと一緒に大きなレジ袋に生活用品を詰め込んで歩いている姿を見ると、10年前の自分を見ているようで懐かしくなります。

この春から一人暮らしを始めた皆さんも多いはず!
楽しみと不安でいっぱいだと思いますが、僕は一人暮らしを経験して良かったと胸を張って言えます。一人暮らし10年目に突入した僕が思う一人暮らしをして良かったことを3つご紹介します!


①「独り」であることを感じられる

いきなり暗い話か!と怒られてしまいそうですが、僕が一番に伝えたい一人暮らしのリアルはこれです。
バタバタと入居準備を終え、母親が帰った最初の晩。
自分一人しかいない部屋の静けさにびっくりして、思わずテレビを大音量で付けたことを今でも覚えています。
一人だけの部屋にテレビも付けずにいると、「シーン」という音が聞こえてくるくらい静かな空間になります。
「あ、自分は今独りなんだ…」

でも、この「独り」を感じることはとても意味があると思います。
本を読んだり、将来のことを考えたり、何も考えずにぼーっとしたり。
情報過多なこの時代に自分と向き合える時間は結構貴重なものだと思います。
一人暮らしを始めた頃は寂しさが襲ってきますが、慣れてくればその時間は一日の中でも貴重な時間になりますし、寂しさを紛らわようと色んな試行錯誤をします。その試行錯誤も貴重な体験です。

どんな人間にも必ず「独り」の時間が訪れます。
「独り」であることを心から感じ、向き合う体験は必ず人生の糧になります。

②ライフコストが分かる

実家暮らしをしていると、電気や水道は何気なく使っているし、ご飯も時間になれば食べさせてくれるもの。
しかし、一人暮らしになれば当然自分で全てこなさなければなりません。

その際に、電気代はいくらで水道代はいくらで家賃はいくらで…
と自分が生きていく上で何となく月いくらくらい掛かるかが分かるようになります。
細かいところで言えば、お肉は100gいくらで、キャベツは○○円以上だとちょっと高いかな…とか。

将来を見据えたときに、自分が無理のない1か月を過ごした時にどのくらいお金が掛かっているか理解しておくことは損はないかなと思います。

③とにかく自由になる!

なんやかんや真面目なことを言いましたが、一番の魅力はやっぱりここです(笑)
何時に起きてもよし!何時に寝てもよし!何を食べてもよし!
家に帰らなくても良いし、時には友達を家に誘うことも。

ただ、掃除をしなければ部屋は汚くなる一方だし、洗濯しなければその日着る服すらないことも。

「自由」には、その分「責任」も伴うことを学ばせてもらいました。

僕は小さい頃からおばあちゃんと一緒に暮らしていました。
とっても優しいおばあちゃんでしたが、孫を心配してか
「何時に帰ってくるの?」「どこに遊びに行くの?」と聞かれることが段々面倒くさくなってきて、「一回ここを離れて自由になりたい…!」と思ったのが一人暮らしを志したきっかけでした。

親元を離れるのはかなり不安でしたが、数か月もすれば慣れてくるし、今ではほとんど実家に帰ることが無くなり、逆にもう少しゆっくり実家に帰らなければなと思う日々です。

「生命力」が磨かれるだけでなく、ここまで「生命力」を与えてくれていた親にも感謝するようになりました。実家から離れることで、これまでの生活がいかに与えられた「当たり前」で成り立っていたのかを実感させられました。

様々な理由で一人暮らしをされる方がいると思いますが、そう何回も出来ない経験をぜひ楽しんでほしいなと思います!

新生活に幸あれ!


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