IMG_7204_切り取り_

当社の歴史と、人生で出会った仙人

洗い張り業を中心に寺院用御衣装、着物の京粋洗い、しみ抜き、仕上、虫干し代行、湯のし、藍染浴衣・麻小千谷着物・戸塚刺繍の変色補正など、一般的なクリーニングとは異なる手作業を中心としたお手入れに携わっております。

当社のモットーは「新調感」を蘇らせることです。また、瀬戸内の太陽の恵みを電力に替え、廃熱・排水・湿度管理など環境にやさしい店づくりを心掛けております。

しみぬき工房 つづれや
代表:田川 芳弘
住所:〒678-0172 兵庫県赤穂市坂越1754番地
フリーダイヤル:0120-975-354
TEL / FAX:0791-48-8059
営業時間:午前9時~午後6時  定休日:日曜日・祝日


つづれやの歴史

画像1

昭和9年9月に先代である父が「づれや」と言う屋号で洗い張り業を始めました。太平洋戦争で徴兵となるも、幸いにも昭和21年に南方戦線から生還し、昭和22年に長男として私、田川芳弘を授かり、以後、「づれや」は洗い張り業に専念することになりました。

昭和40年、私はクリーニングの仕事を覚える為、姫路市のクリーニング店に就職しました。当時、今ではクリーニング業界の主流であるドライクリーニング技法に対して悩みを抱くようになり、水洗いを基礎から教えてくれるクリーニング店を紹介していただき、京都市の百万遍近くの『亀屋クリーニング』さんにて勤めることとなりました。

亀屋クリーニングにて水洗いの基礎を学び、赤穂市に戻るとドライクリーニングと水洗いの両方を提案しながら、父の洗い張りの良さも生かしながらの「つづれや」としての営業となりました。


人生には何人かの仙人に出会うもの

人生には何人かの仙人に出会うものだと確信めいた事例を体験してきました。

一人目は『山本クリーニング資材商』さん。「これは面白い漂白剤だから使ってみて」と提案されたのが過炭酸ソーダでした。過炭酸ソーダは今の酸素系漂白剤で染色を傷めることなく変色したシミを直すことができました。この漂白剤は今でも魅力を感じながら使っています。ことができました。この漂白剤は今でも魅力を感じながら使っています。変色したシミを直すことができました。この漂白剤は今でも魅力を感じながら使っています。ことができました。この漂白剤は今でも魅力を感じながら使っています。

二人目は赤穂緞通の織り手で米田尋美さん。当時、手入れは不可能といわれた赤穂緞通。先代の遺言でも「赤穂緞通には手を出すな」と言われてきたものです。これまで米田さんは織り上がった赤穂緞通を納品される際、「手入れができないので大事にしてください」と言って渡されていたのですが、ある日、私とお会いした際に、「赤穂緞通は高価なだけに、何とか手入れが出来るようにして欲しい」と訴えられて、私の承諾もないまま古ぼけた赤穂緞通を置いていかれました。

米田さんの熱意に心を打たれてしまい、兎に角、取り掛かってみることになりました。当然ながら水で洗うのですが、100年余り前の染色は当時の最先端技術であったであろうドイツの科学染料で染めた糸のようで、染料は滲み出すやら、型崩れがひどく、脱水機も使えず、灰汁が前面を覆いつくしてしまうなど、、とても手入れできるものではありませんでした。

画像2

洗い張り・クリーニング・しみぬきの技術を総動員しても解決できません。それでも限られた知識の中で考え方を大逆転することで染料の滲みの方向を捉え、型崩れするときの力を逆さまに利用し、灰汁の流れを逆流さすことで解決できました。同じ赤穂緞通の織り手である、橋羽さん・大谷さん・根来さんらの協力・応援を得てようやく赤穂緞通の手入れを出来るようになりました。今では、そのノウハウを用いて赤穂以外の緞通のお手入れにも携わることに繋がっております。

赤穂緞通について
日本三大緞通のしみ抜き・お手入れ


最近だと、赤穂警察署の柔道着の変色を直し、剣道の面の手入れに取り組んでいます。面の手入れについてはまた後ほど紹介できるかと考えています。


しみぬき工房 つづれや
代表:田川 芳弘
住所:〒678-0172 兵庫県赤穂市坂越1754番地
フリーダイヤル:0120-975-354
TEL / FAX:0791-48-8059
営業時間:午前9時~午後6時  定休日:日曜日・祝日


#シミ抜き #お手入れ #クリーニング #洗い張り #坂越 #赤穂 #赤穂緞通 #着物 #人生


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?