沖の井のつどい

2021年3月11日 東日本大震災からもう間もなく10年が経ちます。新型コロナウィルス…

沖の井のつどい

2021年3月11日 東日本大震災からもう間もなく10年が経ちます。新型コロナウィルスの猛威に晒される中、インターネットから現地へ1000人で黙祷を捧げたい との想いで、3月11日にオンライン上でイベントを開催します。 info➡️tsudoi.okinoi@gmail.com

最近の記事

凍傷

もう間もなく震災から10年目の3月11日を迎える。 大きな節目ということもあって、例年以上に震災関連の情報を目にすることが多く感じる。もっとも、自分たちのこの活動をしてるが故に無意識のうちにアンテナを張っていたのかもしれないが。 以前は自分たちの企画を開催するにあたっての情報収集をしている際に他の3.11に向けて活動している方々を見つけたりしたが、当日を目前と控えた今日となっては調べずとも自分が日々利用しているSNSやニュースなど、日常の中まで震災の情報が流れてきたりポッ

    • 又候

      先月中旬、福島県沖を震源とする地震が起きたことは記憶に新しい。 緊急地震速報も流れ、震度も範囲も大きく緊張感の走った時間であったと思う。 緊急地震速報といえば、SNS上でいつも文句を言われているイメージが強い。深夜に飛び起こされたり、作業中サスペンド起こしたり、揺れあまり大きくないのに驚かすなだったりと、タイムライン上に並ぶ文句の羅列が脳裏に浮かぶ。 そんなこんな言われている緊急地震速報だが、これは一種平和ボケというか、安全ボケによるものではないのかなと思う。 地震が

      • 地層

        物事への考え方は、人それぞれ違う。 震災だってそうだ。 その点で当時どう思ったか、揺れることがなかったほど震源地から離れた場所に住んでいた友人に話を聞いたことがある。 - 友人曰く、その時は全く揺れずとも携帯の回線途絶による通信電波の被害を受けたらしい。 感情としては恐怖よりかは困惑の方が大きく、なぜ何も起こっていないのに電波が止まっているのか疑問に思い、突然の出来事に困惑する中、ニュース報道をみて現実に起こっていることを目の当たりにしたそうだ。 そして同じ国内で

        • 机上の空き缶

          ふと考える。 もし津波が来た時に自分が津波に背を向けて逃げなければならない立場であったら、冷静に対応できるのだろうか、と。 いや冷静に対応なんてできるはずはない。 そして考えるのは津波の時だけではない。 ビル高層部にいる時に震度7の地震に見舞われた時 地震や津波によって発生した火災で自分の街が炎に包まれている時 山間部付近にいる時に土砂災害に襲われそうになっている時 生命を脅かす大きな災害が自分の身に襲い掛かかることによってうまれる強烈な生存本能に刺激される中、

          忘却とその先

          「忘れないでほしい」 この言葉に込められている想いっていうのはたくさんあると思う。自分が安易に想像できないほどに、本当に沢山。 さらに発している立場によっても意味合いや受け取り方も変わってくるものだと思うから言葉の想いを正しく理解することは難しいけど、どれも善意で使われている言葉であることは間違いない。 だが自分の中でどこか違和感を感じるところもある。 どういう時かというと、「忘れないでほしい」をフレーズとして用いている場合だ。 某TV番組でこのフレーズを唄い、ただ

          忘却とその先

          私たちが始動して早くも1週間が経った。この1週間の社会はコロナの変異種だの緊急事態宣言だのと中々騒がしく、この振り返りにですらコロナの内容ばかり選出しまうほどにコロナが生活の一部となってしまっているのだな、とコロナの存在に嫌悪感を抱きつつも「with コロナ」に納得してしまう自分がいる。 イベントまで、そして東日本大震災が発生してから10年を迎える3月11日まで残り2ヶ月をきった。 まだ私たちが発足して間もないこともあり、今は色々なことを学んだり、学んだことに対しての知見

          私たちのビジョン

          私たちはイベント参加者に対して、「適切に情報を得て、適切に恐れる」という状態になるきっかけを提供することをビジョンに掲げ、活動しています。ここでいう「適切に恐れられている」とは、正しい知識や情報を持ち、事象に対して対策することができるという状態を指します。 東日本大震災では特に津波の被害が深刻でした。それは今までに経験または想定してこなかった巨大な津波がきたからだと考えられます。同じ災禍を繰り返さないためにも、正しい知識や情報を持ち、対策できるようになることが大切だと考えて

          私たちのビジョン

          東日本大震災の概要・現状と私たちの展望

          概要・現状1.発生日時 2011年3月11日 2.マグニチュード Mw 9.0 3.地震型 海溝型地震 ・・・海溝型地震とは、海のプレートが海溝で沈み込むときに陸地のプレートの端が巻き込まれ、巻き込まれた陸のプレートの端が反発し、跳ね上がった際に発生する巨大な地震のこと。 地震調査研究推奨本部ホームページより http://www.jishin.go.jp/ 4.津波 各地で大津波を観測 ・・・相馬9.3m以上、宮古8.5m以上、

          東日本大震災の概要・現状と私たちの展望

          "沖ノ井のつどい"について

          わが袖は 汐干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし 今回は私たちの名前、"沖ノ井のつどい"の由来についてお話しします。 まず、沖ノ井とは小さな池と連なる奇岩が織りなす趣ある景観の歌枕のことです。別名で沖の石とも呼ばれます。歌枕とは、和歌の題材とされた日本の名所または旧跡のことをいいます。 舞台である宮城県多賀城市は、平安時代以来、都人が憧れ、歌に詠んだ名所・旧跡である歌枕が他にも数多く残っています。 その中でも末の松山は多くの歌に詠まれた、みちのくを代表する歌

          "沖ノ井のつどい"について

          ご挨拶

          東日本大震災からまもなく10年。こんな状況下でも、インターネットから現地へ1000人で黙祷を捧げたい。 こんにちは。初めまして。 沖の井のつどい と申します。 今年の3月11日は、2011年に発生した東日本大震災から10年を迎える日になります。 大きな節目を迎えるその日にこのイベントを開催することで、イベントに参加してくださった方に少しでも震災のことについて考えたり向き合ったりするきっかけをお作りしたり、被災地の現状、防災や減災などの知識をお伝えしたいと思い、私たち 沖の