ツッチー

【大地を愛し土に親しむ保育者】 保育士歴50年。現在も都内の認証園の代表として、0歳か…

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【大地を愛し土に親しむ保育者】 保育士歴50年。現在も都内の認証園の代表として、0歳から5歳までの保育に現場で取り組んでいます。保育者であり、母であり、今や2人の孫を持つおばあちゃんでもあります。「自由で管理のない保育を!」との思いから突き進む〝現代の子育て応援団〟代表です!

最近の記事

第11回 はいはいの大切さ

はいはいの大切さ(うつぶせ遊び) 前回のお話で進化の過程から 神経系の発達の大切さを伝えました。 はいはいは全身運動であり、 この活動の中で体感・五感の働きが活発になります。 うつぶせ遊びが苦手 妊娠中のストレス、出産時の問題、生活環境などなど…… 母体も子どもも共にストレスがあるのではないでしょうか。 近頃の子どもは赤ちゃんの時から身体の硬さを感じます。 体が硬いとうつぶせが苦手ですぐに泣き始めます。 抗重力筋を育てるにはまず、脱力と緊張を体で感じることです。 身

    • 第10回 歩くことで賢くなる

      第9回「歩くことは賢くなること」続編です。 進化の過程でもあるように、 歩く前に必ず“はいはい”(両生類)があります。 育ちの道筋でも書きましたがこの“はいはい”が大切であること。 まず「うつ伏せ遊び」から「むつんばい」「よつんばい」 「高ばい」「自立座り」「アヒルすわり」 そこから「独り立ち」となります。 たっぷり“はいはい”した子のはじめの一歩は両手を下げて出しますが “はいはい”が不十分な場合は両手を挙げてバランスを取ります。 なぜ? “はいはい”は全身運動です。

      • 第9回 歩くことは賢くなること

        “歩くことは賢くなること”進化の過程からも言える事です。 歩くことで手の自由を獲得します。 自由を獲得したからこそ人間は様々な事を考え、 また手を使いものを作り出し結果、進化し文化が生まれました。 久保田競「ランニングと脳」から “ソルビドール、アムブランド” これはラテン語で“困難な事態は歩くことで解決される” と言う意味があるのだそうです。 また歩くことが万病に効く薬だとも、 歩くことで思考力、判断力、知性、感性、想像力も豊かになる。 歩くことで筋は働くそのことにより熱

        • 第8回 第三の進化〜具体的な育ちの様子

          今回は第7回の続きになります。 具体的に見てゆきましよう。 ●木に登り始める子供たちこの姿を見て下さい。(写真①) 進化の過程の最後のところを思い出しませんか? 第3の進化の過程で、 地面の活動を終えた子供たちは、 この様に木に登り始めます。 手足の自由を手にすると同時に体幹も育ち、 より高い所へと登り、木の実をとったり、 遠くを見降ろしたりします。(写真②③) ●自由を獲得した手で道具を使う進化の過程では、 木の上が気に入ったものは樹上の生活に、 また空へと飛び立った

        第11回 はいはいの大切さ

          第7回 第三の進化の過程〜群れて遊ぶ

          みなさまこんにちは。 生きる力の強い子にをテーマとして 脳科学的及び進化の過程から 子ども達の育ちを追いかけてきました。 第7回目からは、第三の進化の過程へと進みます。 ●〝三つ子の魂百まで〟の育ち 進化の過程での3歳までは、 水中から陸へ上がり爬虫類から両生類へ、 そして二本足歩行を獲得するまででした。 3歳からは、陸上で様々な経験をし、 第三の進化が始まります。 脳科学的に見た時、 第一の進化の過程・及び第二の進化の過程では、 動物脳の神経系の働きを活発化させる重要

          第7回 第三の進化の過程〜群れて遊ぶ

          第二の進化の過程は “体験(身体)”から学ぶ

          みなさまこんにちは。 第6回からは第二の進化の過程についてお伝えしていきます。 脳神経系のネットワークが80%出来る 第ニの進化は、歩行獲得から3歳まで。 幼児期への移行期です。 この第ニの進化までに、 脳神経系のネットワークが80%出来ると 言われています。 それは子どもたちの姿を見て実感できることです。 第ニの進化の過程の初期では、 次のようにまでに育ちます。 人との関わりは、 ⚫︎身体をぶつけ合う ⚫︎顔を見合う ⚫︎遊具を取り合う 言語面では、 ⚫︎単語か

          第二の進化の過程は “体験(身体)”から学ぶ

          ツッチー式保育/身体と脳の育つ第一の進化と子どもの変化Q&A

          第5回目は第4回の続きになります。 第4回では第一の進化の過程での「遊び」を紹介しましたが、 ここまでの話しを少し振りながら、 「身体と脳の育つ第一の進化の過程から歩行獲得について」 「第一の進化の過程における子どもの変化Q&A」 をお伝えします。 身体と脳の育つ第一の進化の過程第一の進化の過程で、 動物が水中から陸にあがり地面で活動し 進化していったことが現れています。 この過程の中で身体が育ち、同時に脳の育ちとなります。 古皮質(動物脳)を働かせて 新皮質(人間脳)を

          ツッチー式保育/身体と脳の育つ第一の進化と子どもの変化Q&A

          ツッチー式保育/第一の進化の過程:遊び編

          猛スピードで変化する時代の中、保育者として50年もの長きに渡り、多くの子供の育ちと向き合い続けてきた筆者が、その深い知識と経験を通じて発見した〝生きる力の強い子に育てる〟為の子育て・保育の知恵を全てお伝えするブログ、現役園長の子育て応援記! 【ツッチー式保育】は0歳から5歳までの進化の獲得期を3期に分けてを考えます。 ●第一の進化の過程(生まれてから歩行獲得まで)  抗重力筋を育てる。情緒の安定から安心へ ●第二の進化の過程(歩行から3歳まで)  安心から自信、そこか

          ツッチー式保育/第一の進化の過程:遊び編

          ツッチー式保育/第一の進化の過程  (生まれてから歩行獲得まで)

          【ツッチー式保育】は0歳から5歳までの進化の獲得期を3期に分けてを考えます。 ●第一の進化の過程(生まれてから歩行獲得まで)  抗重力筋を育てる。情緒の安定から安心へ ●第二の進化の過程(歩行から3歳まで)  安心から自信、そこから自由へ。自由な中で自己表現

 ●第三の進化の過程(3歳から卒園期まで)  自由な中で、仲間と共に力を合わせる。想像力を土台とし、工夫して創造 第3回のテーマは、〝第一の進化の過程(生まれてから歩行獲得まで)〟について 皆さんこんにちは。

          ツッチー式保育/第一の進化の過程  (生まれてから歩行獲得まで)

          0〜3歳は脳神経系の獲得期。体を使って動物脳を鍛えよう!

          猛スピードで変化する時代の中、保育者として50年もの長きに渡り、多くの子供の育ちと向き合い続けてきた筆者が、その深い知識と経験を通じて発見した〝生きる力の強い子に育てる〟為の子育て・保育の知恵を全てお伝えするブログ、現役園長の子育て応援記! 第2回のテーマは〝脳神経系〟の発達です。 【卒園生たちのその後】みなさん、こんにちは。 子育て応援団代表のツッチーです。 半世紀の保育の中で、送り出した卒園生も多数に上ります。 自由な環境の中で乳幼児期を過ごした子ども達が、 将来どの

          0〜3歳は脳神経系の獲得期。体を使って動物脳を鍛えよう!

          〝生きる力の強い子に育てる〟 子育て・保育を伝えたい!

          猛スピードで変化する時代の中、保育者として50年もの長きに渡り、多くの子供の育ちと向き合い続けてきた筆者が、その深い知識と経験を通じて発見した〝生きる力の強い子に育てる〟為の子育て・保育の知恵を全てお伝えするブログ、現役園長の子育て応援記!始まります。 皆さん、はじめまして。私は子どもたちと向き合い、 半世紀を過ぎた保育者です。 このブログは、日々忙しく子育てに向き合っておられる お母さん、お父さん、そして保育者のみなさんに、 〝生きる力の強い子に育てる子育て・保育〟

          〝生きる力の強い子に育てる〟 子育て・保育を伝えたい!