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第10回 歩くことで賢くなる
猛スピードで変化する時代の中、保育者として50年もの長きに渡り、多くの子供の育ちと向き合い続けてきた筆者が、その深い知識と経験を通じて発見した〝生きる力の強い子に育てる〟為の子育て・保育の知恵を全てお伝えするブログ、現役園長の子育て応援記!
第9回「歩くことは賢くなること」続編です。
進化の過程でもあるように、
歩く前に必ず“はいはい”(両生類)があります。
育ちの道筋でも書きましたがこの“はいはい”が大切であること。
まず「うつ伏せ遊び」から「むつんばい」「よつんばい」
「高ばい」「自立座り」「アヒルすわり」
そこから「独り立ち」となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1687801529867-nUfsggxKcc.jpg?width=1200)
たっぷり“はいはい”した子のはじめの一歩は両手を下げて出しますが
“はいはい”が不十分な場合は両手を挙げてバランスを取ります。
なぜ?
“はいはい”は全身運動です。
その姿は頭を持ち上げて手足を交互に動かすそれだけではなく、
背骨をS字にくねらせながら(ロコモーションといいます)進みます。
まさに進化の過程で両生類が水中から陸に這い上がる姿です。
![](https://assets.st-note.com/img/1688451584173-CAlMxYMYFA.jpg)
これらの働きから体幹が育ち力強くまたバランスよく歩く力を獲得します。
“はいはい”で獲得する力は数知れなくありますが
その中の一つに体幹の育ちがあります。
人が人間になる一歩は0歳から始まっているんですね。
歩くことで賢くなるは“はいはい”で賢くなるとも言えます。
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