体力問題と原因帰属

2〜3日の間、車を長時間運転したり、人とずっと同じ空間で過ごす機会がありました。
自分の中では、あまり気を使わないと思っていた人だったのですが、家に帰ってみると、かなりグッタリするのを感じて、丸1日疲れが取れなかった。

なんでこんなに疲れるのかなぁ、夏バテなのか、どんなに気を使わない人とでも長い時間いると疲れるのか、そもそも体力がないのかと考えて、体力関係の動画を見たり、書籍を読んだりしてみました。

どうやらみている感じだと、下記2点に落ち着きそう:

・体力は、生まれ持ったものが大きい

ある程度は、体力を向上させることは可能との見解が、医学的にも多い。
だが根本的に体力を大幅に改善する、劇的な効果があるとは、考えない方がいいとのこと。
遺伝的に決まっていたり、未熟児で生まれていたり、幼少期の栄養が不足していたり、というのが、残酷ではあるけど、真実に近そう。(今のところ)

だから、多分疲れやすい人は、ある程度生まれつきだし、体力があってうらやましいと感じる人も生得的に決まっているから、あまり自分に原因帰属をしないことが大事だと思っています。

最近実感を持って感じているのですが、人間って自分が思ってるより、けっこう違う。しかし、どうも平均思考というか、統計的、抽象的に、だいたいこの人はこんな感じだろうと認知しやすいと思っています。

だから、物事の原因の帰属を自分のせいに安易にしない。もう少し敷衍すると、何事もあまり人に原因帰属するという認知スタイルを変えていくことが必要なのかなと、最近感じております。

・食事、睡眠、運動に、ちょっと進化論ベースの行為を加える

狩猟採集時代の頃の方が、人類史としては長いので、その活動を支えるために進化を最適化している。そしてその遺伝的進化と、現代の文明の都市生活にはマッチしていないと考える、進化論ベースの考え方が説得的だと今は感じています。

ただ、これも平均思考的に、どこかに書いてある「これをやれば、こうなる」的な考えだけでは、おそらく意味がないように思っています。

食事、睡眠、運動に関して、最適なのはこれだ、というような言説もあるように思いますが、こればかりは自分の身体を使って逐一試す方が、めんどくさそうに見えて、実は近道なのではないかとも感じています。

それくらい、万人に当てはまる知識や理論はないと考えていた方がいいと思っています。だから無理なき範囲で、少しづつ試してみる、くらいの感覚でのぞんだ方がいいのではないかと思っている次第です。


自分が体力がないなぁとちょっと悩んでいましたが、自分に原因を帰属しないように考え方をずらすと、少し楽になったように思います。
体力だけでなく、あまり他者と比べて、自分に問題があるのでは?と考えるのを少しでもやめて、平均的な思考を取り払い、人は自分が思ってるより細部はバラツキが大きいと認知を少し変えていくことが、必要なんじゃないかと思った体験でした。

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